いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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決断のとき

これまで本格的に不動産探しを始めてからかれこれ5年以上経つだろうか?

最初は住宅の良し悪しもわからなかったが、程なくして、シックハウス

話題となり、僕自身も社宅の建替えで新築マンションの有害物質

ホルムアルデヒド、可塑剤等)に苦しめられたせいで入念に調べることになった。

いろいろな本などを読み、工務店設計事務所等の内覧会に出向き

物件探しでも新築建売などを見てきたが、あまりもの違いに住宅に関する

興味は大きくなるばかりであった。

最初は土地を買って家を建てるなどという発想はなかったが、知り合いの識者から

新築戸建てと注文住宅の違いについて聞かされ、それを実際見たり、価格差を

比較すると、もう新築建売住宅など買う気もおこらなくなった。

シックハウス対策を謳っている業者はハウスメーカー工務店設計事務所

多くあるが、実際そのレベル差はかなりあり、本当のシックハウス対策としての

知識のある業者は少ない。

例えば、自然素材で健康素材としてよく取り上げられるものの一つに珪藻土がある。

珪藻土は水分の給放出性があり結露を防ぎ、カビの発生も防ぐので健康素材という

説明である。

しかし、実際には珪藻土はそれ自身では漆喰のように固まらないため、つなぎと

いわれる固めるための素材が混入されている。珪藻土関連商品は数が多いが

僕が知っている限り、2社を除けば人体に有害なつなぎを使用している。

このような壁材を塗ってしまえばその有害物質が壁から放出され被爆してしまうだろう。

まあ、塩ビのクロスを有害接着材で貼った壁よりはマシかも知れないが。。。

それに、珪藻土で有害なつなぎを使わなかったとしても、このようなものは

経年劣化により壁から剥がれてくる。そうするとどうなるか?

人間が肺に取り込んでしまい病気の原因になってしまうのである。

もうすでに、本当の健康住宅をつくる建築家などは周知の事実だが、珪藻土

健康素材ではないのである。

話しがそれてしまったが、本当の健康住宅を捜し求めているうちに

いろいろ有名、無名を問わず、設計事務所の建築家、工務店の社長、大工さんなど

から話しを聞き、家や構造を見ているうちにどんどん目が肥えていった。

僕の家に対する遍歴は以下のようだった。

新築建売でも十分→シックハウス対策→木の家→地産地消→セルフビルド→高断熱・高気密

このような流れの中でもさまざまな思いはあったが、土地探しは難航し、

セルフビルドの興味から中古住宅を自分でリフォームすることも考慮していた。

最初、多摩境の建築条件付き土地を気に入り100万円高い値段で指値して申し込んだが

売主の不動産屋からNGが出た。後日、高圧送電線の電圧と距離が判明したため後悔は

なかった。

次に、相原の徒歩圏で広い土地を購入寸前まで考えたが、坂がきつかったのと金額が

安くはなかったのでやめた。これが3、4年前だろうか?

2年前には息子が幼稚園に入るタイミングと社宅の退去期限が重なったため

購入タイミングがあった。このときは、西武線小川駅からJR武蔵小金井という

地価の高いところへの移動であった。最初、武蔵野公園の近くに安めの中古が

長い間売れ残っていたので、あまり気に入ったわけではなかったが、

NPO法人で住宅診断をしてもらい、値引き交渉したがNGだった。

次に、広い土地の中古が出てきて古かったが土地の広さに気に入って申し込んだ。

家に亀裂があったので、申し込み時に調査して瑕疵があったら白紙撤回することを

条件にしたが、結局、NPO法人で調べてもらったところ軟弱地盤に欠陥基礎で建てた

もので不同沈下している物件だったのでキャンセルした。

申し込み時に不動産屋には対してはお金は払っていなかったののだが、住宅診断は

NPO法人には格安であるがお金を払って調べてもらうのでもったいないことであった。

しかし、高額な買い物なのだからこれぐらいはしかたないと思うようにしていた。

その後、築浅の物件を2軒ほど購入する寸前まで考えたが、高額だったので

結局やめて賃貸に引っ越した。

息子が幼稚園の内にすぐに引っ越す気でいたが、なかなか気に入るものは

でてこなかった。

5年前から数えるとどれくら物件を見ただろうか?

たぶん、300~500ぐらいは土地、建物を見ているんじゃないかと思う。

これぐらい時間をかけてしまうと、息子と遊ぶ時間の損失などデメリットも

かなりのものになる。建築条件付き土地の条件を外してもらったりすると高い、

建築条件無しの物件はよいものはない。(これは業者が建売で儲からないと判断した

ものだからあたりまえである)公団や自治体の公売の抽選にも何度も応募した。

去年の年末には、日野市の保留地公売抽選で補欠第1位となった。

当選者の契約がスムーズにいっていないとの連絡があったため、年始まで

待ってみたが、結局契約したそうだ。

そこで年明けからまた本格的に土地、中古を不動産屋の紹介中心で探しだした。

中古を見るとどうしうようもなく、「やっぱり土地から建てよう」と思う。

土地を見ると、クセがあるか高額かで「やっぱり築浅中古を手直ししようか」と思う。

土地3物件の候補があり、どれかに決めようかと考えていた。

設計士にも土地を見てもらいいい感触だった。が、、、

やはり、どれも高額なのにデメリットがあり気になる。

迷っているところで次の週、中古で及第点の物件があった。

価格、息子の通学、自分の通勤、日当たり、通風、車庫平置き、駅からの距離問題なし。

難点は狭い。(ぎりぎり許容範囲と思うしかない)。坂を上ること(駅が近いのでまあな何とか)

あさって、申し込みを入れる予定である。

これまで数回申し込みしたが、契約までいたらなかったが、今回はできそうな気がしている。

ただいま、契約時のローン、注意事項を勉強中である。

こうなってくると、先日、高断熱・高気密なんか考えていたのが何だったのかという気もする。

この中古は築14年なのでたぶん低気密・低断熱だろう。

購入後は風呂、リビング関連のリフォームを考えているが、息子の小学校が移転する可能性があるため

あまり費用はかけられない。そんなことならもうしばらく賃貸とがいいのではないか

という気もするが、42平米の狭いアパートに高い家賃を払い、トランクルームを借りているような

生活にはストレスがかかる。ここは一旦、中古でもいいから少し広いところに移りたいという

気持ちが勝ってしまう。

何年住むかまったくわからない。2、3年で息子の小学校に合わせて買い換えるかもしれないし、

定年まで住み続けるかもしれない。

それでも、定年後は田舎(山梨、長野あたりのリゾート地?)に広くて気持ちのいい家を建てて

住みたいと考えているので今の時点で費用を抑えることは将来への希望が大きく残る。

地価の高い土地を今購入しても将来高く売れそうなところならいいと思うがしばらくの間は

ローンがきつく日々の生活は苦しくなるだろうから。。。