いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

Yahoo!ブログで書いていた「水平線の先にある夢」の続きをこちらで書いています。2018以前のコメント付き過去記事はFC2ブログにあります。https://w2002moni.blog.fc2.com/

野山を駆け回った1日

先週の土曜日は息子の小学校が主催する農法の講座があり、カミさんが参加するというので、子守として一緒に付いて行った。

田んぼと畑の両方に行った。場所は車で1時間半ほど走ったところの青梅の山間部であり、この辺までくると、かなりのどかな風景になる。後でわかったことだが、この講座というのは、自然農法を実践するための講座らしく、指導も結構TVなどにでてくる有名な人が行っているのだそうだ。そういう講座なので、学校の父兄でなはい一般の人も来ていたらしい。そんなことは知らなかった。

最初、現地の田んぼに着いたとき、そこには息子も含めて1年生は3人いた。父兄だけが参加で、1年生は関係ないというので、僕が面倒をみることになったが、最初、農法を指導するすぐそばで子供が遊んでいたら、ちょっと話しが聞こえにくいので、少し離れたところで遊んで欲しいと言われた。その後、奥の遊歩道沿いを奥に行って、子供3人(内女の子1人)と一緒にかくれんぼをした。もう、やぶの中や小高い山の林の中などに隠れたりするものだから、その中を走ったりと結構、体力を使った。あまりにも走るものだから、途中で女の子は付いて来なくなった。その後、他にも遊歩道があったので、男の子2名とともに遊歩道を探検することにした。これが行けども行けども先があって、途中には別の遊歩道コースがあり、コースの案内版がありそれぞれのコースに名前があるのがわかった。行ったコースはほとんど山道であったが、子供たちはこういうのが楽しいらしく疲れる様子もない。コースの途中では新緑がきれいで、下には黄色いタンポポ、上からは散り行く桜の花びらが降ってきたりと結構気持ちのいいトレッキングになった。11時半ごろになってそろそろお弁当の時間だとも思ったころに元の田んぼに戻ることができた。すると、講座は田んぼの方が終わり、次は、移動して畑に行くのだという。そして、カミさんは僕らを探しに遊歩道の奥へ入っていったままだという。うちの車に同乗して一緒に来た奥さんも携帯で呼んでいるがつながらないようだった。それでも5分ほどで戻ってきた。携帯は荷物に入れたままだったようだ。これでは何のための携帯なのかわからない。するこ今度は、小学3年生の一人が足を怪我したらしく、歩けなくなったらしい。この小学校の3年生より上は学校の実習として参加しているとのことだ。そんなことも知らなかった。そして、僕が駐車場まで背負って行った。息子はいつもおんぶしたりだっこしたりしているが、20Kgぐらいまでは慣れている。さすがに3年生は重かった。後で聞いたら30Kg以上あったらしい。10分ぐらい歩いただろうか?既に山道を2時間以上歩いていたのでヘトヘトだったけれど何とか駐車場まで着く事ができた。別の人の車でこれから病院にいくらしい。大事なければいいが。。。

その後は、また車でさらに山奥に向かった。こんな山奥に畑があるのだろうかと思っていたところ。駐車場に車を止めて、急斜面の山登りとなった。どのくらい歩けば着くのかわからなかったので疲れる。急斜面を登ったところに畑があった。それでも結構な斜面である。そこで昼食となった。
ピクニックシートを広げてお弁当を食べる。子供のころの遠足のようだ。こちらはヘトヘトなのに子供たち3人は鬼ごっこしようと言って走り回っている。しばらくして参戦したけど、斜面なので足に相当負担がかかる。靴ズレを起こしてマメができたようだった。それから、また急斜面をいろいろ探検しようとしていたら、「そこは他所(よそ)の土地だから入っちゃ駄目だよ」と注意された。その後、子供たちが落ちている夏みかんを拾って、投げてきたので、こちらもケガしないように下から軽く投げ返ししていたら、今度は、「夏みかんを投げて遊ぶのは止めてください。ここは教育の現場なので、意識してください。」と言って注意された。このような類(たぐい)の注意は子供のころ、さんざんされたような記憶があり懐かしかった。けれど、大人になって注意されるのはちょっとはずかしい気もする。落ちているくだものでも食べ物であるから、投げて遊ぶのは好ましくないというのはなんとなくわかるけれど、「教育の現場だから・・・」というところが、なんともシュタイナー学校らしい気がした。注意した人は先生ではなく学校の親理事の人であったことにも何となく学校の体質というか傾向が垣間見えた気がした。それが悪いということではなく、いいこのなのだろうけど、自分にとってはなんとなく「なんか、キツイな」という感じがしただけだ。

畑は区画ごとにレンタルされているらしい。自然農だから、科学肥料を使わない。そして見ていて、なんか土が固そうで、これで作物なんかできるんだろうか?という感じだった。それにレンタル菜園にしてももう少し家から近くて手軽に行けるところでないと、手がかけられないのではないかと感じた。農作物をつくるのも面白そうだけど、今の自分にはとてもそんな時間はないと思った。今の生活の中に定期的に時間が必要になることなど増やす余裕がないと思う。特に、家づくり、W杯の準備、都リーグ参加が重なり、それで息子と遊ぶ時間を考えるとそんな時間はないと思う。最低でも、引っ越してからだろう。引越した家の庭で家庭菜園ができるのが理想だろう。

ともあれ、本当に野山を1日中駆け巡った日であった。