いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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6月17日(土)② ドイツ到着

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6月17日(土)② ドイツ到着

自宅を出てから、26時間かけてやっと、ドイツに到着した。

フランクフルト国際空港は19年前に初めての海外旅行でトランジットして以来だ。
JAL機で到着し、すぐにマドリッッド行きルフトハンザ機への乗換えを自力で行わなければならないという状況だけでも、初めての海外旅行は大変なのに、さらにJAL機に自分の荷物が載っていないということが判明したために、ルフトハンザの係員との交渉しなければならない大変困難な局面だった。
この先、どうなることかと心配をかかえたままの苦労をした思い出のある空港である。

そのときは、まず、JAL機を降りてトランジットするということで、
同じ飛行機に乗っていた日本人の殆どはマドリッドには行かないので、
後についていくわけにも行かなかった。
幸いにも、僕の周辺に座っていた人たちは、同じ旅行会社で航空券を購入してマドリッドに行く
ことになっていたので、その人たちと乗継の便名と案内を見ながら行動したのだが、当時の
フランクフルト国際空港内の乗換えときたら、もうまったくの迷路そのものだった。
何回も何回も通路を曲がり案内が少し途切れると、空港係員らしき人を捕まえ
「ルフトハンザ?」と行く方向を指差しながら進んでいった。
そして、その途中、気がつくと、僕を先頭にして30人ほどの日本人が金魚の糞のように
後をついて来ていることが判った。殆どは、僕と同じ卒業旅行らしき20歳すぎの若い人たち
だったけれど、さすがにみんなこんな迷路で案内も不確かな通路を歩いて進むのは不安で
あったろう。
そして、ルフトハンザのカウンター着くと荷物が本当に載っていないか、
係員に訴えなければならなかった。(JAL機のスチュアーデスにそう言われていたのだ)
まったくもって幸運なことにルフトハンザのそのカウンターに1人だけ日本人係員がいて
その人が対応してくれた。
僕を含めた5人分の荷物は、結局、そのトランジットの際に存在しているかどうかさえ確認
できなかった。またもたらいまわしで、「マドリッドに着いてから係員に言ってくれ」とのことで。
マドリッドに着いて荷物を引き取りのところで、最後まで待っていたが5人分の荷物は結局出てこなかった。しかし、まったくもって幸運ことに5人の中で1人の女の子がスペイン語を話せた
ので、係員にクレームタッグを見せて交渉してくれた。
数時間後、別の飛行機で荷物は無事届いたのであった。
最初の海外旅行はこんな状況から始まったのである。
なつかしい思い出だ。

さて、そんな思い出のある空港が、今回着てみると新しくなっていたように思う。
飛行機を出たところで、香港までの飛行機で隣だったY青年が待っていてくれた。
とりあえず、これからどうするか話しあいながら、歩を進めた。

キャセイパシフィック航空の離着陸はターミナル2の方だった。
着いてすぐ、荷物がでてくるところまで行くのだが、そのフロアに入ってすぐに
W杯のスーパースターが集合している実物大の紙製のオブジェがあった。
たぶんスポンサーがつくったものなんでしょうが、いきなり、W杯開催国に来たと実感させてくれる。
で、まずはその前で記念写真を1枚撮った。

次に荷物がでてくるのを待った。
すると、W杯トロフィーを紙で包んだ形の荷物がある、”From Brasil”と書かれてあったものがあった。
ブラジルサポーターがレプリカでも持ち込んでスタジアムに持っていくのだろう。
なかなか荷物が出てこなかったが、なんとか預けた荷物はでてきた。一安心である。
そして、入国手続きなのであるが、パスポートを見せるだけで何も聞かれなかった。
簡単なものである。W杯できたのは明白なのだから余計な質問はしないのだろう。
ときどき入国のときに、いろいろな質問を英語でされることがあり、そのようなときは
いつも戸惑うのだが、今回は面倒がなくてよかった。
本当に、入国のチェックは、その場所によって千差万別である。

入国チェックを終えた。
空港で友人Kと合流する約束をしていたので連絡してみることにした。
友人Kは、知り合いのドイツ人のカールスルーエのアパートに滞在していたので、
そこから1時間ほどかけてフランクフルト空港まで来ているはずなのだが、
なにせ、まだ早朝7:00ごろなので、寝坊して来ていないのではいか心配だったのだ。
成田空港でレンタルした携帯電話で電話してみると、なんと留守番電話だった。
2、3回コールしてトライしたが、でないので、「着いた」と伝言しておいた。
到着フロアでキョロキョロしているとすぐに案内の人が寄ってきて
「May I Help you?」
と聞いていくる。友人Kがこのターミナル2に来ているかもしれなかったので
とりあえず、友人Kとの連絡が取れるまでもう少し周辺をウロウロしようと思い
案内を丁寧にお断わりした。
同行者のY青年と一緒にすぐそばの本屋を覗いていた。
W杯のグッズやW杯の関連本がたくさん並んでおり、しばらくそれを物色していた。
すると、突然、携帯が鳴った。
出てみると友人Kからであった。
その第一声、「チケット取れたー!」
?「え?クロアチア戦?、Conditional Ticket?」と僕。
友人K「そう、クロアチア戦、カテゴリー4です」
友人Kの分に割当てがあったとのことであった。
「よっしゃー!、クロアチア戦、チケットGET」と叫んだ。

この旅、一番の目的であるクロアチア戦のチケットが確保できたのである。