埼玉のプール事故からしばらく経った。
プール事故はWeb検索してもわかるように、これまででも多く発生している。
排水口がどれだけあぶないか、普通の人はあまり意識はないだろう。
しかし、実際には小さい排水溝でもかなり強い吸引力があり、過去にはその小さな排水溝にお尻がくっついてしまい、腸が吸い取られたという悲惨な事故まで起きているようだ。
今回の事故が体まるごと吸い込まれたことで、大きな穴でなければ大丈夫だと思っているプール管理者もいるようだが、まったくわかっていないようである。
先日、学校の開放プールと国営公園の営業プールに行ってみた。
学校のプールの方は、底にある排水溝にがっちりと何箇所もボルトで固定されていたので安心感はあったのだが、国営の方は、流れるプールでは排水溝に数箇所のボルト固定を確認できたが、幼児用の浅いプールの方は真中に１つだけボルトがあるだけで、排水溝の周囲はボルト固定されていなかった。
１０分の休憩時間には
「排水溝の点検を行います。・・・・」
と言ってはいたが、点検していたのはホンの数箇所だけで、ほとんどの排水溝は見ていないようだった。
危険なプールを題材にした本などを見たり、詳しいサイトを見ていると、まだまだ、危険なプールが多いといわざるを得ない。
僕が住んでいる地域には安全管理基準を満たしていないプールの一覧が新聞に掲載された。
このようなプールは営業停止しているところもあれば、そうでないところもある。
利用者が十分に注意するしかないであろう。
