いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

Yahoo!ブログで書いていた「水平線の先にある夢」の続きをこちらで書いています。2018以前のコメント付き過去記事はFC2ブログにあります。https://w2002moni.blog.fc2.com/

6月17日(土)⑧ カールスルーエ(3)-インターネットカフェ

ピラミッドのオブジェ前でトルコ人大学生と別れて、僕らはインターネットカフェへ向かった。
割り当てられたクロアチア戦チケットの証明をするための画面を印刷するためである。

インターネットカフェは歩いてすぐのところにあると言われて歩いていたが、
あせっている僕には遠く感じた。たぶん歩いている時間は5分程度だったと思う。

それでも、通りには開催都市でもないのにW杯開催中であることがすぐにわかるような
ショーウィンドウのディスプレイが多かった。
とにかく、サッカーや国旗をあしらったものが目に付くのだ。

しばらくして、インターネットカフェに着いた。
日本とは違い、冷房は入っていない。
カウンターには、アラブ人だかインド人だかわからないが、ヨーロッパ人の人種ではない人が
座っていた。
それに中学生ぐらいのバイトの子(息子?)が一緒にカウンター業務をまかなっていた。

友人Kは「30分」と言って、端末のカード番号とパスワードを受け取って端末に向かった。
OSはWindows2000だった。

端末にパスワードを入れると、アプリケーションが使える状態になったので、
IEを立ち上げ、FIFAのチケットサイトから友人Kのクロアチア戦のIDを入力した。
たしかに、”Allocated”になっていた。カテゴリー4なので値段が安く助かった。
すぐに印刷ボタンを押した。
本来は割り当て当選メールを印刷して、チケットセンターに持っていかなければならないが、
メールを受け取れなかった以上、この紙で証明するしかないであろう。
IDははっきりしているんだから、これでチケットと引き換えられるだろう。

しかし、確認作業はこれだけではなかった。
僕のIDの分も確認しなければならないのだ。
それで続いて操作しようとすると、端末の電源が突然落ちた。
すぐにカウンターの受付に言って、再度立ち上げてもらった。
友人Kによると、ここでやってると結構このような現象が起こるのだそうだ。
そんなことしてると、あっという間に30分経ってしまった。

急いでいるので、料金の押し問答している暇などない。
すぐに30分延長を申し入れて、最初のパスワード入力からはじめた。

時計を見ると、もうすでに、これからフランクフルトに行って「ポルトガル-イラン」戦を
観るのはギリギリの時間になっていた。
僕は疲れもピークだったので
”「ポルトガル-イラン」戦はもう観なくていいよ。ここから近いシュツットガルト
行ってチケットを引き換えに行こう”
と友人Kに言った。
友人Kは”ごめんね”と言ってくれた。救われた気分だった。

結局、僕のIDのクロアチア戦に割り当てはなかった。
カミさんのIDのクロアチア戦にも割り当てはなかった。
他の試合も確認したが、すべて、まだ割り当てはされていなかった。

1時間もかかってしまった。大きな誤算だった。
もう3時くらいになっていた。