いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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6月17日(土)⑩ シュツットガルト中央駅

列車がシュツットガルト中央駅のホームに到着した。
友人Kは、スタジアムのチケットセンターで明日の「日本vsクロアチア」戦のチケットを発券に行くためにここで降りるので、しばしのお別れとなる。
明日の再会を祈ってがっちりと握手をしてから別れた。

僕は、乗ってきた列車にそのまま乗っていれば、折り返してニュルンベルクに行けると思っていた。
ヨーロッパの街の中央駅は日本の駅のような通過するタイプの駅ではなく、終着駅のようにドン詰まりになっている。
このような駅に着くとなんとなく停車時間も長いのが普通だという感覚になってしまう。
ところが、2、3分経って乗っていた列車から乗客がたくさん降りて、ガランとなったことに気づいた。誰も乗っていない。なんか変だな、と思って見ていると同じホームの向かいに止まっている列車に乗り換えている人がいた。その向かいの列車の行き先表示版を見てもニュルンベルクとは書いていなかったが、もしかしたら、ニュルンベルク経由の列車かもしれないと思い、急いで荷物をまとめて列車を降りた。
そして、近くにいた人にこの向かいの列車がニュルンベルクに行くか尋ねてみると、行くのだという。急いで向かいの列車に乗り込んだ。

ふー!あやうく乗り遅れるところだった。


やはり、カールスルーエで駅員が言った「チェンジ」というのは乗り換えを意味していたのだ。この言葉で気にしていたのでよかったが、そうでなかったら乗り遅れていたかもしれない。

乗り込んだ列車は、コンパートメントではなく、日本の特急列車のようなオープンシートの配列になっていた。
同じ車両には4、5人しか乗っていなかったので、余裕で窓側の座席を確保することができた。

ここからニュルンベルクまでの2時間超は、のんびりと一人で車窓を眺めながらの旅である。