６月１７日(土)⑮ ニュルンベルク旧市街、お土産探し - いつも笑顔で！（「水平線の先にある夢」の続きブログ）

部屋の前まで来て、やっと荷物を置けると思い、部屋のドアを開けようとした。
しかし、ドアが二重になっており、鍵が２つあったので最初はとまどった。
鍵とノブを回す方向がわかりにくかったのだ。
それでも、５分程度格闘して、なんとか開けることが出来た。ふー！

それでやっとホテルの部屋に入れた。
シングルなので狭いけれど、小奇麗な部屋にまとまっている。
これまでヨーロッパの安宿にはたくさん宿泊したけれど、
かなりましな方だと思う。

日本のビジネスホテルやシティホテルはアメリカンタイプなので基本的な機能は同じで
部屋もある程度綺麗である。
しかし、ヨーロッパのホテルは必ずしもそうではない。
昔、ヨーロッパ方面に旅行して宿泊したときには、
シャワーだけでバスタブがなかったり、お湯が出なかったり、
部屋が綺麗じゃなかったり、テレビがなかったりといったことに
けっこう驚いたけれど、日本では、ビルのホテルでないある水準以下になると、
旅館や民宿、ペンションとなり区別がつくのでわかりやすいけれど、
ヨーロッパではホテルとして星ランクとしてあるので、
その星の数で判断するということなのだろう。

この日泊まったホテルもバスタブはなく、シャワーだけだったが、
お湯は出たし、テレビは置いてあったので落ち着くことができた。

荷物を置いて、さっそく、友人Ｋに着いたことを連絡して、明日の待ち合わせを
１０時にニュルンベルク中央駅ということにした。
それから、フロントに戻った。
すると、まだ、彼はいなかったので待っていると、そこへ
イングランド人が二人入ってきた。
予約なしの飛び込みやってきて、今日、部屋は空いてるか確認しているようだった。
どうやら、部屋は空いていたようで、料金を確認してチェックインしていた。
僕もこのような飛び込みの宿泊はいつものことだけれど、
ワールドカップの試合前日にこのような最高の立地で、安くて小奇麗なホテルに
泊まれるのは幸運であろう。

しばらくすると、日本人の彼がやってきたので、いっしょに外に出た。
これから、どうしようということになったが、僕が
「ここはおもちゃの町なので、子供のお土産のおもちゃを調達したい」
というと「いいですよ」という快い返事。
それで、近場にあるショップを見て周った。
街頭のテレビで、「チェコvsガーナ」戦をやってたが、どうもガーナが勝ったようだった。
しかし、そんなことはどうでもよかった。
お土産探しは、デパートのようなところや、おもちゃ屋さんなどを覗いても
なかなかいいものはなかった。
１軒だけ、観光用の木工製品を扱っている店があったので、
電車の形をしたクリスマスツリーの装飾品を購入した。
いろいろ回っていると二人とも疲れてきた。
もう既に、夜の７、８時ごろだったけれど、明るいので錯覚してしまう。

それから食事をしようと思い、いろいろな通りでクロアチアサポーターや街の風景を撮影しながら
奥（駅から離れる方）へ進んでいくと、だんだん陽気なサポーターが通りに多くなってきた。
そこに、道の脇で、ピンバッチのバッタものを売っているオヤジがいた。

このピンバッチ、実によく出来ているもので、いい記念になりそうだった。
オフィシャルなものはいろいろなところで買えるけれど、このようなバッタものは
そのときしか買えない。
しかも、デザインがいいとなればなおさら「買い」である。
デザインはグループリーグで戦うチームのエンブレムが４つ入っており、
それぞれ色違いで数種類あった。
「１ついくら？」と聞くと、
「５ユーロ」（８００円くらい。オフィシャルならそれぐらいだけれど、ちょっと高い）
じゃあ、「２つで７ユーロでいいか？」と聞くと
「いいよ」という。
それならと思い、色違いでＦグループのものばかりで
「５つ買うから、いくらにしてくれる？」と聞くと、
「１０ユーロ」と答えた。
”え？それって２個の値段じゃん！”なんかのまちがいじゃ？
と思ったが、間違いと気づかれないうちにすばやく１０ユーロ支払っった。
１個３００円くらいの買い物、まあまあか？

僕の友人たちは、こんなバッタもののお土産が大好きな人たちがいる。
値段も手ごろで、現地でしか手に入らず、デザインもいい、荷物としてかさばることもない、となれば、
最高のお土産が手に入ったと思った。

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