６月１７日(土)⑯ ニュルンベルク、パブリックビューイングで夕食 - いつも笑顔で！（「水平線の先にある夢」の続きブログ）

ピンバッチをＧＥＴしたあと、少し進むと、ニュルンベルク旧市街のメインの広場に出た。

すると、驚くことに、すごい人の数と異常な盛り上がりで賑わっていた。
これまでにも、イタリア大会、日韓大会、フランス大会で街が盛り上がっているところも
あったけれど、僕が体験したものの中では最高の賑わいを見せていた。

適度に広い広場が街の中心にあり、そこでパブリックビューイングをやっていること、
周りに食べ物、飲み物の露天が囲んでいること、試合前日であることなどが重なっていることで
このような異常な盛り上がりになっているのだろう。

僕らも、そこら辺の露天でお目当てのニュルンベルガーソーセージなどを買って、
満席状態に見えるところを空き席を探して回った。
すると、なんとか、スクリーンモニターの見える席を２席確保できた。

スクリーンでは「イタリアvsアメリカ」戦がちょうど始まるところだった。
もう、国家斉唱からブーイングやら、喝采やらですごい歓声だった。
広場には世界中から集まった人たちがいるようだった。
近くで、少し高いところに日本人の青年が上がって、まわりを盛り上げていた。
とにかく、日本では絶対に味わえないすごい雰囲気だった。
スタジアムではこんな雰囲気ではない。
僕は、
”これを味わうために、現地観戦に来ているのだ。このために、前日現地泊にこだわっているのだ！”
と思った。
本当に、ワールドカップの旅の醍醐味を味わえた。

「イタリアvsアメリカ」戦の前半が終了した。
まわりは異常なテンションだったので、自分も最初はハイになっていたが、
これまでの睡眠不足と歩き回った疲れ、夜の冷え込みなどから、体に寒気が来た。
僕は、この自覚症状から風邪をひきかかっていることがわかった。
”これはまずい。明日、本番の「日本vsクロアチア」を迎えるし、その後も
連日の移動をこなさなければいけないのだ。”
いつもは、こういう状況では試合の最後まで観るのだけれど、さすがに、まずいと
思い、同行者に、「悪いけど、体調が思わしくないので、ホテルに戻るわ」
と言うと、彼も一緒に戻ってくれた。試合は部屋のテレビでも観れるのだ。

そして、二人でホテルへ戻って、朝７：３０にフロント前で食事することを約束して別れた。

僕は、携行していた風邪薬のパブロンを飲んだ。
シャワーも浴びたかったが、そんな体力もなく、冷えるといけないので、朝浴びることにした。
テレビを点けようと思い、リモコンのスイッチを押してみたが、リモコンの電池が切れているのか、
どうやっても着かなかったので、フロントに言おうかと思ったけれど、もうそんな気力も体力も
なかったので、倒れるように、そのままベッドに横になって眠ってしまった。

これで、ながーい、ながーい１日がやっと終わった。

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