６月１８日(日)① ニュルンベルク、ついに「日本vsクロアチア」戦決戦当日朝 - いつも笑顔で！（「水平線の先にある夢」の続きブログ）

夜中か朝方、ベッドの中で、外のクロアチアサポーターの歌声など騒いでいる声がずっと聞こえていた。
なんてタフな連中だろう？
ゆっくり休ませてくれと思いながら横になっていた。
しかし、これがワールドカップというものだろうと思った。

ドイツは日本より緯度が高いので、明るくなるのも早い。
ベッドから出たのは７時過ぎだっただろうか。天気はよさそうだ。
心配だったのは体調だったんだが、起きてみると大丈夫なようだった。
ここで体調が悪くなると今後の旅が台無しになるので、これには心底ホッとした。

昨夜はぶっ倒れるように、洋服を着たまま横になって寝たので、朝食の待ち合わせの時間が迫っていたものの、さっそくシャワーを浴びた。
服を脱いでも、寒気もない。パブロンが効いたようだった。

ここで、ちょっと薬の話しをしておこう。
簡単な風邪薬などは、海外旅行をする場合、必ず多めに持っていくようにしている。
以前、夫婦でヨーロッパを旅行しているときに、携行していたパブロンが切れてしまい、
かみさんも僕も風邪気味だったので、現地（このときはスイス）で風邪薬を買って飲んだ。
僕は普通に効いたのかもしれなかったが、後日、かみさんが飲んだら、その後、
急に腹痛に襲われ、トイレから出られなくなるぐらいひどいことになったことがあった。
顔は顔面蒼白になりかわいそうだった。
どうやら、薬の量というか効き目が、体の大きい欧州人用になっていたので、体の大きい僕は
大丈夫だったけれど、体の小さいかみさんには多すぎたようなのだ。
おまけに、僕はどちらかいうと胃が強い方だが、かみさんは日本人でも胃が弱い体質だったので
こういうことになったようだ。
薬は、その人種にあった処方量、または質になっているのである。
この経験が教訓となったので、薬は日本のものを持っていくようにしているのだ。

シャワーはお湯も問題なく出たので、さっぱりした。
シャワーを出ると、すでに時間は待ち合わせの時間を過ぎていた。
彼には申し訳なかったが、自分の体調から考えると、ギリギリまで寝ていたかったのでしょうがなかった。
それに１０分ぐらい朝食の席に遅れても座っているわけだし、問題なかろうと思った。

朝食のテーブルに行ってみると、その通りで、すでに彼はいたものの、来たばかりのようだった。
それで、これからどうしようかとか、お互いの明日以降の行動パターンなどのを語り合いながらの朝食になった。

彼は昨日、日本からミュンヘンへ着き、そのままニュルンベルクへ来たのだそうだ。
今日の「日本vsクロアチア」戦を観たあとは、ヨーロッパが初めてなので、パリに行き観光するのだという。
その後、またドイツに戻るかどうか迷っているようだった。ホテルも明日以降は予約してないらしい。
パソコンを持参しているそうだが、あまりパソコンに詳しくないらしい。
僕にいろいろ接続方法などを聞きたかったようだが、結局その時間はなかった。

朝食はヨーロッパによくあるコンチネンタル方式なので、バイキング方式とはいえ、日本のホテルよりも
簡素なものだった。それでも食べたいだけ食べられるのでよかった。
このときのひとときはのんびりしたもので、このようなホテルで朝食を食べていると、
ヨーロッパに来たことを実感させてくれる。

今日は、朝食が終わったら市内観光をしようということになった。
ホテルの場所は旧市街のど真ん中だったので、これは本当に都合よかった。

朝食が終わって、部屋に戻り、荷物を整理していると、携帯が鳴った。
友人Ｋからであった。
カールスルーエを出る際、早い列車に乗り遅れそうなので、待ち合わせ時間を１０時ではなく
１２時にして欲しいとのこと。
これは、結果的にこちらもその方が都合よかった。
これで、午前中ゆっくり観光できるぞ！

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