いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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息子の退院

執刀医から特に手術の翌日に何もなければ、手術2日後の土曜日の朝には

退院できると聞いていた。

それでも、手術翌日の金曜日は気になって、会社帰りに帰宅方向が違うものの

病院まではるばる行くことにした。

息子にも連れ合いにも何も伝えていなかったので驚くかもしれない。

連れ合いに頼まれていた看護士さんたちへのお菓子も買ったので家ではなく

そのまま病院に行ってみた。



すると、やっぱり突然の訪問だったので、息子も連れ合いも驚いていた。

息子は既に尿管や点滴、痛み止めの管類もとれていてサバサバしているようだった。

息子は昨日の手術後の錯乱状態で泣き叫んでいたことも覚えていないようで、

すでにゆっくり前かがみでこわごわではあるが、歩いてトイレにも行っていた。

手術跡を見せてくれたが、おへそ下の穴は小さかったが、左下腹部の方は

2cmぐらいあって思ったより大きかった。

傷は糸ではなく、手術用のボンドのようなものでくっつけられていた。



そして、明日の朝9時には退院できるとのことだった。

手術後の2日後の朝退院とは早いものである。

今はベッドの空き待ち患者が多く歩ける人はすぐに退院させるようだ。

なにはともあれ退院できるので一安心だった。

この日も息子は帰り際に寂しそうな顔をしていた。

それでも次の日の朝には退院に迎えに来るのだ。



次の日の11月7日(土)の朝、退院する息子を病院まで迎えに行った。

この日は土曜日ということもあり、道路は空いていたので30分以上前に着いてしまって


しばらく駐車場で待っていた。

9時になって病室に行くとにはこちらも手術前とは気分が全然違っていた。

息子は普通にしていた。

それから退院手続きをしていたが、同室の隣の男の子も退院ということのようだ。

その間、奥の長期入院の子供がお母さんにけじめがないと叱られていたが、

子供の方は「あっちも、あっちも今日帰って僕はまだまだ帰れないんだもん」

とぐずっていてかわいそうだった。

その子は、足の骨の成長に問題があるらしく、今はまだいいけけれど、

今、足を動かさないようにしないと将来ずっとびっこをひくようになるとのことで

両足をベッドの端から牽引されている状態で3ヶ月もその状態で入院して

過ごさなければならないそうで、子供がぐずるのはしょうがないtとも思えた。

同じ病室の仲良くなった子たちがどんどん退院していくのだから・・・



退院の際は担当の看護婦さんに丁寧に労をねぎらって挨拶してお菓子を渡そうと

したけれど、受け取れないとのことでベッドの上に置いて帰ることにした。

息子の退院自体は非常にうれしかったけれど、

何か同じ病室の子供たちがちょっと切なかった。



何はともあれ退院である。

息子はゆっくり前かがみであるが、歩けるし、病院での食事や絶食の日もあったので

退院した日の昼はラーメン、夜は豚肉のしょうが焼きを食べると決めていたようだった。


息子もこれで大いに安心しただろう。

また、お母さんと一緒に寝れるのだ。



退院してくると、息子は野球盤を僕とするのが一番の楽しみでずっと付き合っている。


まだ、実際のキャッチボールはできないからしょうがないけど、

今週末には本人が問題ないと思えば、サイクリングで遠出してもいいそうである。

手術という難関を乗り越えて、息子がまた1ステージ成長することだろう。

週末からは、また元の生活に戻れそうである。

応援してくれた皆さん、ありがとうございました。