いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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小児病院の統廃合、これでいいのか?

息子の入院していた病院は大きな都立の小児病院で、

普通の病院にはない小児専門のいろいろな専門の科があった。

大きな大学病院では大人も子供も同じ病気の患者として治療するけれど

小児の専門病院というのは全国的にも珍しいようである。

これだけの規模で小児だけで総合病院ということがすごいと思う。

おそらく日本有数の小児病院だろう。



そういう病院だったので、病室や設備も子供向けの体制が整えられており、

院内学級も充実しており、スタッフも数十人勉強を教える先生がいて、

長期入院の子供で歩ける子供は院内学級に通って勉強を習い、

歩けない子供にはいろいろな複数の先生がベッドまで勉強を教えに来ていた。

やはりそういう専門の教育、研修を受けた先生なので子供に優しいし、

扱いに慣れている。



設備面も子供用の本も充実していて、ビデオなどもバラエティに富んだものが

並んでいた。

これだけ病室内が充実していれば子供も保護者もある程度は安心できる設備であった。




しかし・・・・・

あの有名な石原都政による小児病院の統廃合で、この病院は今年末でなくなってしまうのだ。

息子がこの小児専門病院に受診したのは8月だけれど、ベッドが空かないとのことで

手術は3ヶ月も待たされていた。

それだけ患者が多いのだ。

息子が入院中も、6人部屋で何人もの患者の出はいりがあった。

これだけ病気の子供がいるっていうのに病院の統廃合で病院の数を減らしていいのかと


疑問が残った。

以前からこの政策の問題はいろいろとクレームがつけられていたけれど、

自分が当事者になってみるとこの問題が身にしみる。



幸い息子の担当医は統廃合によって新しい病院に移動するらしい。

カルテもそこに移動して、場所的にもうちからも近くなるので、

うちにとってはあまり弊害はないのだが、、、

何か腑に落ちない。



おそらく新しくできる小児病院はこれまで以上に充実した施設なのだろう。

それにしてもベッド数とかも気にはなる。

病院の中でも小児科はあまり儲からないらしい。

それに都の財政的にも小児病院はかなり財政圧迫しているのだろう。

そういう理由があることは理解できるが、優先順位が違うような気もする。

削ってはいけないところを削るのではないかと思うのだ。

そして小児科医が儲からない仕組みも変える必要があると思う。



こういうことがあると、やはり政治にも関心が出てくる。

今後も選挙は慎重に候補者を吟味して投票に行きたいと思う。