危険なラップ - いつも笑顔で！（「水平線の先にある夢」の続きブログ）

以前から気になっていた家庭で使用するラップがあります。

先日、あるスーパーに行ってラップコーナーに行きましたが、
売れ線の商品の多くは、素材表示で「ポリ塩化ビニリデン」と書いてあったのです。

あの「サラ○ラップ」、「ク○ラップ」も「ポリ塩化ビニリデン」製です。

「ポリ塩化ビニリデン」と言えば有名な発ガン物質の塩化ビニル（塩ビ）と同系統の
構造の物質だそうです。

「使うな、危険！」という本の中でも危険性が示されていますし、
いろいろなサイトでもその危険性が指摘されています。

発がん性と環境ホルモン、それとダイオキシン発生が指摘されているようです。

そして同じ商品棚には数は少ないものの「ポリエチレン」製のラップも置いていました。

値段もこちらの方が安くて、パッケージにも安全性を謳う文句が表示されています。
（蛇足ですが、これは給水管の材質にも言えます）

ただ、使い勝手的にくっつきが悪いようです。

ラップというと電子レンジで暖めて使うことが多いです。
このとき有害物質が溶出してそれを食べる危険性は子供でも思いつくはずです。

「サラ○ラップ」について検索しているとウィキペディアに以下の内容が掲載
されていてびっくりしました。

アメリカ合衆国では環境への配慮から、
2004年低密度ポリエチレン (LDPE) を材料とする
サランプレミアムラップ (Saran Premium Wrap) が発売され主力となっている。

何を言いたいのかというとアメリカでは環境にうるさいから安全性の高い材料を
使っているのに、環境にうるさくない日本では安全性に疑問がある材料で
つくったものを発売しているということなのです。
まったく日本の消費者を馬鹿にしているとしか言いようが無いと思います。

メーカー側は、食品衛生法「食品・添加剤などの容器包装」規格試験に適合している
商品ということで説明しますが、これで絶対に安全というわけではなく疑わしいけれど

現時点でハッキリとした根拠を示せないだけで、将来アスベストのように
有害性が証明されることも可能性があります。

いろいろな論争がありますが、
僕はこういうものを考える場合、危険だ、安全だという意見があるものは
とりあえず避けておけば問題ないと考えます。

みなさんにも値段も安くて安全な「ポリエチレン」製ラップをお勧めします。