いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

Yahoo!ブログで書いていた「水平線の先にある夢」の続きをこちらで書いています。2018以前のコメント付き過去記事はFC2ブログにあります。https://w2002moni.blog.fc2.com/

五輪強化費縮減、スポーツ界から反論の声 事業仕分け

事業仕分け」で五輪強化費が削減されるようだ。

いろいろな事業での費用が削減されているからしょうがない面もあるもののやはり残念である。



日本は先進国の中で人口比から計算すると、ダントツでメダル数が少ない国らしい。



トップレベルだけの費用削減でなく、草の根レベルの市民競技施設の充実だけするという考えも

あるが、それだけでは難しいと思う。

やはり、憧れあってのスポーツなのだ。

子供達が憧れるような活躍をトップレベルがしてくれないと、なかなかスポーツ文化が


国民に根付いてこないと思う。


トップレベルの選手が活躍する。
    ↓
子どもたちが憧れる。
    ↓
スポーツ好きな子供が増える。
    ↓
その子供たちが大人になってスポーツ施設を充実させることに努力する。
    ↓
地域住民の健康増進、毎日の楽しみが増える。
施設の充実により施設利用時の満足度が増す。

このことは、先日の多摩川サイクリングのときにも痛切に感じたことです。
多摩川の河川敷にはたくさんのグラウンドがありますが、
グラウンドがあるだけでクラブハウスがまったくないため
着替えはみんな外でやってます。

岡野俊一郎さんや川淵三郎さんはよくドイツのスポーツ設備の素晴らしさを説きます。


デュッセルドルフのスポーツシューレに行った時に、素晴らしい芝生のグラウンドが
何面もあり、美しいクラブハウスがあって、体育館もあって
そこで車椅子の人たちまでがスポーツを楽しんでいた。
こんなところで練習したら勝てない方がおかしいと思った。
ドイツに生まれた人は幸せだなあ。

と思ったそうだ。


ドイツでは昔、15年計画でゴールデンプランという国民健康増進のために
全国の自治体にスポーツ施設を充実させて国民が気軽にスポーツを楽しめる環境を
作っただけでなくトップレベルの競技のレベルアップにも役立ち
それゆえ現在との日本の貧弱なスポーツ環境、毎日の生活の充実度に
絶望的なまでの差ができてしまっている。



今回の事業仕分けでは政権が交代したばかりで仕方ない面もある。
これまでのように不透明でどこに税金が使われていたかわからない時代と比べれば
大きく飛躍したといえる。

しかし、いつの日か日本にも素晴らしいスポーツ環境が出来上がることを期待して止まない。