いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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ラットマン

道尾秀介の「ラットマン」を読み終えました。

最初の読後感は
゛(作者の誘導が)ちょっと汚いんじゃない?゛
ということかな?
まあ、登場人物の範囲内で想定出来ることでもありますが、現在の状況はわかるけど、昔の方はかなり無理があると思うなぁ!

僕は自分で楽器やバンドバンドやったことないけど、
コンサートの会場設営のアルバイトやってたし、
エアロスミスの゛walk this way゛も知っているので雰囲気は感じることができましたが、
やっぱりバンドのメンバー間の空気感はよくわからないのでそこのところの現実感がよくわかりませんでした。

ここのところは、この間読んだ「白銀ジャック」と大きく違うところです。
スキー場でのスキーヤーの気持ちを散りばめてかなり心地よい共感を得るのとは大違いなんですね。


出だしのエレベーターの会話の内容でワクワクしたのにそれが小説の内容には直接関係なかったのもちょっと残念だったかな?

それにしても姉妹の両方と付き合うなんてのは自分にはできないな(^_^)v
最近の小説はミステリーでもこの作品のように性描写が含まれている作品が少なくないですが、個人的にはあまり気持ちの良いものじゃないと感じます。

小説などの性描写は女性受けがいいそうですね。そういう現実もあるので、まあ、本が売れないと話しになりませんからね。
仕方ない部分もあるかもしれません。

この作品は情景の移り変わりとか内容を考えると、映像化は難しいかもしれません。
姉の年齢が小学6年生ぐらいの方がリアルさが出てミステリーとして完成度が上がったと思います。