いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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原発アウトロー青春白書 福島第一原発で体を張る若者たちの真実


原発アウトロー青春白書 福島第一原発で体を張る若者たちの真実」という本を読み終えました。

この本は原発で働く若者の声をまとめた本であり、
政府や東電による言論統制、情報操作を逃れるため個人が特定できないような工夫までされてあります。
やはり個人が特定されると、その人に何らかの力が及ぶということを示唆しているとも言えます。

驚いたのは、3.11の地震が起こったときには、福島第一原発(以降1Fと表記)には
1万人もの作業員がいたそうです。
そのうちの何人かの証言は別々の地下の作業場での様子でした。
まさに出口に向かってのパニック状態だったことがわかります。
本来は作業場を出るときには、放射能の線量のチェックを受けるゾーンでチェックを受けてから
でないと出られないそうですが、そのチェックゾーンを大勢の人が強硬突破して外に出た様子が
書かれていました。

そのときの様子からすると、冷却装置うんぬんではなく既にその時点でメルトダウンしてるのは
間違いないと確信したそうだ。
原子炉内には配管がたくさんあるそうですが、それが破損している箇所が多かったそうです。
そういう状況なのにメルトダウン発表が5月であったということに強い不信感を抱いたということです。

また、12月にあった収束宣言ですが、なにも収束などしていないということ。
本当に収束したのなら作業はなくなるわけですが、
それまでと変わらない作業が行われているそうです。

今もまだまだ作業は続いてると思いますが、早く収束して欲しいものです。