いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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日本の戦い方への批判とか・・・

日本は2戦を終わって勝ち点1、この状況で日本の戦い方への批判とか
選手の動きなどいろいろ言われている。

そういうことに関しては1サッカーファンとして僕も一家言持っているので
いろいろ述べておきたい。

まずはメディアで解説者、サッカーライター、ファンからの戦い方への批判を
考えてみる。

1.ザッケローニ監督の作戦として終盤に吉田を上げてパワープレーをしたことについて

メディアやネット上で終了間際のパワープレーをしたことについてザッケローニ監督を批判している。
しかし、これは間違っている。
どうしても勝とうとするチーム、ドイツやブラジルでも終盤にはパワープレーをする。
吉田がインタビューで後ろから見ていてゴール前に人が少ないと感じていて、
ベンチからもその点を考慮して自分を上げたのではないかと答えていた。
普段練習してないとか、これまでの戦いでもやっていないとか言われているが、
それはここまで重要な試合ではなかったからだ。
ワールドカップのようなここでの結果がすべての場合、時間がない中でゴール前へボールを送ることは
常套手段である。パスをつないでどうしても点が取れないのだからそういう状況では
長身選手を上げてパワープレーは当然である。

2.ギリシャ戦は自分たちのサッカーができたという点について

ギリシャのスタイルからして日本にボールを持たせるのは戦術として当たり前で
逆にギリシャの術中にはまっていたと言える。
自分たちのサッカーが出来ていたというのはとんでもない勘違いである。

3.ギリシャ戦で香川をスタメンから外したことについて

これまでの日本チームストロングポイントである左サイドの攻撃を捨てたとも
言われて一部で批判がある。
しかし、コートジボワール戦の香川のデキを見る限り、誰が監督であっても
スタメンで使うのは自殺行為そのものだろう。
ボール逸、パスミス、状況判断の悪さ、とてもスタメンで使うような状態でないことは
明らかだ。そして、日々の練習の様子、当日の顔色など現地にいないとわからないこともある。

4.ギリシャ戦で点が取れなかったことについて

FWの選手たちはインタビューで自分たちの責任だと言っていたが、
まったくその通りとしか言いようがない。
香川から裏へ抜けだした内田へのパスから内田がゴール前へ折り返したシーン。
あのシーンで最後にはファーで大久保が大きくふかしてしまったが、
あおのシーンで岡崎は完全に飛び出しが遅れている。
遅れていたのはしょうがないが、遅れているのにニアに走りだしていたのだ。
あの場面ではニアへの距離とボールのスピードでは間に合うわけがない。
あそこで、ボールに合わせてファーの方へまっすぐ飛びこんでいれば
ボールに間に合ったかもしれないし、岡崎が見えた大久保は内側に折り返したかもしれない。
ビッグチャンスがなかった日本にとってあのシーンでの判断ミスは
勝てなかった大きな原因だと思う。

5.3人目の交代をしなかったこと

ギリシャ戦は交代枠を1人のこしたままタイムアップとなった。
試合後、いろいろな人が斎藤の投入を期待していたようだ。
ザッケローニ監督はドリブルをする選手のスペースがなかったから投入しなかったと答えていた。
どちらかというと、香川や山口など後ろの選手がDFの飛び出してパスを受ける動きをしなければ
いけなかったはずだ。
あそこで斎藤を入れてもよかったが、確かにあそこで入れないのであれば
斎藤をメンバーに読んだ意味はなかったかもしれない。

いずれにしても結果がすべてのワールドカップ
スタイルにこだわらずコロンビア戦では勝利だけを目指して欲しい。