いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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懐かしい長崎物語のCMから感じられるものとは?

中学校2年のときの国語の新学年最初の授業だったと思う。
最初の授業なので、先生は自分の趣味や趣向の紹介などをしていた。
その中で突然、
長崎物語のCM知ってるよね」
と言って、セリフをなぞり始めた。

 

月の夜バイ・・・満ち潮バイ・・・
ばってらだそたい、にんてきふこたい、
はんだのまごやんが踊らすばい
もうじき瀬戸はたるむとばい、たるめばほんにガラス絵たい。

お爺ちゃん:「間に合わんときゃ飛込びこんでいきよったとぉ」
      「魚ば網ん中に追い込むために飛び込みよったったい、そいが上手やった」
      「どがん波ん中でも泳いで行きよった」

孫    :「お父さんよりもじょうず?」

お爺ちゃん:得意げに「う~ん!!じょいやった!おいたちゃ」

平戸の男の思い出話は尽きない・・・長崎~ながさき~ながさ~きものがたり~

 

これ、当時の長崎県ではルパン三世のCMとして流れていたもので、
長崎で見ていた人はかなり懐かしいんじゃないだろうか。
これを先生がなぞり始めたとき、教室内の生徒も大体セリフは知っていて
”はんだのまごやんが踊らすばい”
のあたりからみんなで合唱になったことを覚えている。
それくらい、長崎ではメジャーなCMだった。

 

これで、その国語の先生が何を言いたかったのかと言うと、
お爺ちゃんと孫の会話で、孫が
「お父さんよりもじょうず?」
とい言ったセリフがポイントなのだと言う。

 

どういうことかと言えば、

子供が自分の親をどんなに尊敬していて、基準と考えているかということ

がこの会話でわかると言うのだ。

 

そして、自分の親という存在から受ける影響は計り知れないものがあること。
自分(国語の先生)は母親を早くに亡くしてしまって寂しかったこと。
などの感慨深い話しをされた。その後、
「この中に両親のどちらかでもいない人、手を上げて」
と言ったので、他の数人と一緒に僕も手を挙げた。 

 

すると、
「これからどんどん親が欲しくなることがあるから覚悟しときなさい」
と言われた。

 

この遠い記憶、その国語の先生とともに強く印象に残っている。
(国語の授業内容そのものなど何も覚えていないのになあー)

 

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