「僕の歩く道」・・・お父さんは死んだ！？ - いつも笑顔で！（「水平線の先にある夢」の続きブログ）

お父さんは死んだって説明してるらしい

僕は、テレビを見ていて呆然自失の状態になった。

ずっと前に忘れていた。懐かしい傷み。

自分も子供の頃に同じことを言われた遠い記憶がよみがえったからだ。

３歳～５歳くらいだっただろうか？
僕は、「どうしてウチにはお父さんがいないの？」
と母に尋ねたことがある。
すると、

と説明された。
幼児だった僕は、お父さんは死んだと思っていた。

そして、小学校の３、４年生ごろだろうか？
なんとなく、母と親戚等の会話から、実は両親が離婚していたことを悟った。
お父さんは死んだのではなかったのだ。

子供ながらに複雑な気持ちだったと思う。
しかし、今にして思えば、幼い息子からの質問に対して苦渋の説明だったのがわかる。

僕は、未だに実の父の顔さえ知らない。母が写真を残していないのだ。
いつだったか、中学生のころだっただろうか？
アルバムの中に結婚式のときの記念写真らしきものがあり、その父の顔の部分だけが切り取られているのを見たときには言いようのない感覚に襲われたものだ。

僕のお父さんはまだどこかで生きているのだろうか？

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