いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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サッカー番組のキャスター選考について


この書庫、久しぶりの投稿になります。

Yahoo!ニュースを見ていたら、昨日、こんな記事はありました。


僕も、毎週見ているNHK-BS1で21:10ごろから放送されている「Jリーグタイム」の女性キャスター変更についての記事です。


「Jリーグタイム」はここ3年間は伊藤友里さんが務めていてそれなりにサッカーファンにも
定着していました。
新シーズンを迎えるにあたり、宮崎瑠依さんにキャスターが変更になったわけですが、
それも、野球好きでサッカー素人の女性タレントということでサッカーファンからは疑問の声が
沸いているようです。


今年はワールドカップイヤーなのにこのタイミングでの変更は流れとしてよくないタイミングです。
それもワールドカップの価値も理解していないキャスター起用というのはいただけません。


サッカー番組で一番大事なのは放送する側の人の情熱をどれだけ感じられるか?
ということかもしれません。
サッカーへの愛情を感じる人が伝えてくれるのであれば、そこには気持ちがこもり、
番組を見ているコアなサッカーファンも共感できるからです。


サッカー番組はそこに尽きます。
テレ朝の「やべっちFC」の矢部浩之はもともと学生時代からサッカーをやっていて、サッカーへの情熱もあり、
コメントもそれを感じられます。
TBSの「スーパーサッカー」の加藤浩二も同様で、昔からのサッカー通であることが伺えます。
テレビ業界では、明石家さんま、川平ジェイなどもともとのサッカーフリークたちのコメントには熱いものを感じます。
女性タレントでは片瀬那奈さんがプレミアリーグを毎週観戦していることで有名です。


それが、趣味は、「野球観戦・旅・御朱印集め」。とりわけ大の野球好きで、読売ジャイアンツファンであることを公言している女性タレントであり、
このオマーン戦というのは…この盛り上がりから察するに…きっと大事な試合なんだと思うんだけど…一体何の試合なの!? 野球で言うWBCの予選的な位置付けなのでしょうか。
こんな発言をするような人にサッカーが正しく伝えられるとは思えません。


オマーン戦はワールドカップの予選の試合のことだと思いますが、普通に考えれば野球で言うWBCの予選的な位置付けというのは大きな間違いではありません。
しかし、サッカーのワールドカップと野球のWBCでは大会の価値が違いすぎます。
ワッカーのワールドカップと言えば、歴史、人気、権威、規模からいってオリンピックをしのぐ
世界最高の大会です。かたや野球のWBCは一応プロも含めた世界選手権という形でスタートはしていますが、いまだに各国がベストメンバーを出しているわけでもなく、世界で公平な大会でなくアメリカのメジャーリーグが主催しているということで不公平極まりない大会で権威もなく、世界での人気も認知度もサッカーのワールドカップの足元にも及ばない大会です。
僕も野球は好きですが、ライセンスをメジャーリーグ独占とかどうしようもない大会だと思っています。
(最近のワールドカップも問題はありますが・・・)


こんな簡単なことがわかっていない人に見ている側が共感できるような伝え方ができるとは思えません。
今年がワールドカップイヤーで日本代表に選ばれるためにどれだけ選手がプレーにその思いを乗せているのか?理解できるとは思えないのです。


これは女性キャスターである宮崎瑠依さんが悪いわけではなく、採用する側の問題です。
契約するタレント事務所の都合もあるのでしょうが、大元のNHKもよく考えなければならないでしょう。


キャスターとして採用されたからには、これからサッカーのことをいろいろ勉強するのでしょうけど
がんばってほしいものです。
基本的なサッカーのルールを覚えることはもちろんですが、これまでの日本サッカーの歴史とかワールドカップの歴史、選手個々の歴史なども勉強してほしいです。


「Jリーグタイム」でサッカーファンになって、それ以後、大きくなっていった
山岸舞彩さんのような人もいるのでまずはサッカーを好きになって欲しいと思います。