いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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「ブラジルvsメキシコ」から見る日本選手


「日本vsイタリア」戦の前に行われたこの試合、日本時間で朝4時キックオフだったので朝早く起きて生中継を見た。

ブラジルはまたも開始早々からものすごい勢いでプレスをかけて攻めた。
その時間帯にまたネイマールのシュートが決まり、ブラジルがペースをつかんだかに見えた。

しかし、対戦成績で5勝1敗と分がいいメキシコはここで駆け引きを見せた。
中盤でブラジルのファイルを誘いマイボールの時間を長くし、ブラジルを引かせることに成功する。
中盤のハイプレスを逆に逆手に取ったのだ。
これで、ポゼッションでメキシコが上回るようになった。


このメキシコの作戦は常套手段だが日本の選手も当然知っていてやってる選手もいるが
チーム全員がわかってやってるかと言えばそうはいっていないようにいつも感じる。

それでも、メキシコがファウルを取ってもらえるようになったのもホームのブラジルがリードしたからとも言えるのであまりにもファウルをもらいにいくと取ってもらえずピンチを招いてしまうこともあるので審判の判定基準を見て作戦を考えることも必要だろう。

日本の選手はここもできない選手が多い。
今回のワールドカップ最終予選のオーストラリアとのアウェイでの試合を見れば明らかだ。
ホームのオーストラリア選手が退場になったことで主審は日本の選手にカードを可能性が高く
リスキーなプレーは控えるべきなのにそれがわかっていず、栗原は退場になってしまった。
こういうときはレッドカードやPKを取られやすい状況になっているのをわかっていなければならない。

イタリア戦でも2-0とリードした時点で注意深く守ってカウンターで点を取りに行くのが常套手段でブラジル人などはそれをわかっている。
しかし、日本ではこういう状況でも同じペースで3点目を狙いに行く選手とそう思っていない選手がおり、戦い方が選手全員で共有できていない。
攻めているとどうしてもカウンターを食らったときに失点しやすいのだ。


さて、「ブラジルvsメキシコ」戦に話しを戻そう。
メキシコはドス・サントスがPKをもらい追いつくことに成功した。
それでもブラジルは勝ち越し点を挙げて勝ち切った。

日本の選手はまだまだブラジルやイタリアなどというブランド名に弱い。
ブラジルとて若手が多くもろいところもあるのに相手をリスペクトしてしまい過ぎるし、
イタリアに対してもどこかまだ余裕をもって試合ができていない。


試合後の日本の選手のコメントを聞いていると、ある程度わかっていそうで安心するが、
今野などはあまりわかっていない風であり、香川もどうだろう?という感じである。

日本はこの日負けたメキシコと最終戦を消化試合として戦うわけだが、
どうだろう?
両チームのメンバー構成もお互い中2日同士で無理をするのか?
それとも出ていない選手を試すのか?
メキシコはドス・サントスエルナンデスはかなりの脅威だし、チーム全体の力も日本より上かもしれない。

それでも名前負けしないで済む相手なので、とにかくこれまで対戦成績で2勝2敗の五分から勝ち越しておきたいところである。
FIFA公式大会での1勝はFIFAランクにも大きく影響するのだから。。。