明るくなってわかったことだが
ベッドの右の窓はやはり窓だった。
昨日、この回復室に運ばれたときには、入り口のすぐそばのベッドに
移されたような気がしていたものの、そうではなく一番奥の窓側のベッドだったようだ。
ベッドの右の窓はやはり窓だった。
昨日、この回復室に運ばれたときには、入り口のすぐそばのベッドに
移されたような気がしていたものの、そうではなく一番奥の窓側のベッドだったようだ。
７時になったのだろう。
他の患者さんに食事が運ばれてくる。
この回復室のベッドは自動で半身のベッドが起きるようになっており
そうすることで食事を楽にできるようだった。
他の患者さんは昨日の午前中に手術が終わって、それも消化器系の手術ではなかったのだろう。
何事もないように、いつも通りにたべている。
他の患者さんに食事が運ばれてくる。
この回復室のベッドは自動で半身のベッドが起きるようになっており
そうすることで食事を楽にできるようだった。
他の患者さんは昨日の午前中に手術が終わって、それも消化器系の手術ではなかったのだろう。
何事もないように、いつも通りにたべている。
その後、僕の分も運ばれてきた。
あまりの喉の腫れでとても食べられないと思ったが、
牛乳があったので、それに看護婦さんがストローをさしてくれたので
ほんのちょっとだけ口につけてみた。
ほんの濡らす程度に入れて、ゴクンとでなく、そうっと喉に流し込むようにすると
なんとか入ったようだった。
少し牛乳に慣らしたあと、今度は野菜のおひたしに挑戦した。
ほんのちょっとづつ口に入れ、粉になるまで噛みくだき、牛乳を少し口に入れて流し込んだ。
こんな感じでどれだけ食べられるのだろうかと途方に暮れた。
あまりの喉の腫れでとても食べられないと思ったが、
牛乳があったので、それに看護婦さんがストローをさしてくれたので
ほんのちょっとだけ口につけてみた。
ほんの濡らす程度に入れて、ゴクンとでなく、そうっと喉に流し込むようにすると
なんとか入ったようだった。
少し牛乳に慣らしたあと、今度は野菜のおひたしに挑戦した。
ほんのちょっとづつ口に入れ、粉になるまで噛みくだき、牛乳を少し口に入れて流し込んだ。
こんな感じでどれだけ食べられるのだろうかと途方に暮れた。
執刀してくれた先生が回診にきた。
「事前にわかってはいたけれども、リンパ節への転移があちこちあったので
今回は掃除するように取っていったけど、次にでてきても１個だけポッとでるだけだから
それを１つだけとればいい。これで当分でてこないよ」
とおっしゃったので
「当分ってどれくらいですか？」と聞いたら、
「５年、１０年くらい。たまーに、３年くらいでポッとでてくる人もいるけど」
ということだった。そして
「もう、３日くらいで退院できるから。この病気は命取りになる病気じゃないから。」
と言われた。
僕は、もう一生でてこないように養生しようと思った。
そして、今はまだ喉の腫れが気になるが、退院できるということはすぐによくなるということだと思い安心した。
「事前にわかってはいたけれども、リンパ節への転移があちこちあったので
今回は掃除するように取っていったけど、次にでてきても１個だけポッとでるだけだから
それを１つだけとればいい。これで当分でてこないよ」
とおっしゃったので
「当分ってどれくらいですか？」と聞いたら、
「５年、１０年くらい。たまーに、３年くらいでポッとでてくる人もいるけど」
ということだった。そして
「もう、３日くらいで退院できるから。この病気は命取りになる病気じゃないから。」
と言われた。
僕は、もう一生でてこないように養生しようと思った。
そして、今はまだ喉の腫れが気になるが、退院できるということはすぐによくなるということだと思い安心した。
食事中に胸のレントゲンを撮るということで移動式の機械がきた。
しかし、まだ食事中ということであとでまたくると言っていってしまった。
後になってもまだ食べてる途中だからやってもらってよかったのにと思った。
しかし、まだ食事中ということであとでまたくると言っていってしまった。
後になってもまだ食べてる途中だからやってもらってよかったのにと思った。
他のおかずも粉状にして食べた。
どうしてもゴクンと飲みこむと喉と食道が痛む。
こんな状態がいつまで続くのか不安になった。
どうしてもゴクンと飲みこむと喉と食道が痛む。
こんな状態がいつまで続くのか不安になった。
最初は絶対に全部は食べられないと思ったが、
２時間ほどして半分ぐらい食べると、全部食べられるんじゃないかという気になった。
また、レントゲンを撮りにきたので、途中だけど撮ってくださいと言ってとってもらった。
このレントゲンは何の目的で撮るんだろう？
肺動脈血栓症ができていないか？それとも手術後の患部の状態を確かめるためか？
撮ったのが胸と首にかかる部分だったのでどういう目的かわからなかった。
２時間ほどして半分ぐらい食べると、全部食べられるんじゃないかという気になった。
また、レントゲンを撮りにきたので、途中だけど撮ってくださいと言ってとってもらった。
このレントゲンは何の目的で撮るんだろう？
肺動脈血栓症ができていないか？それとも手術後の患部の状態を確かめるためか？
撮ったのが胸と首にかかる部分だったのでどういう目的かわからなかった。
その後、思っても見なかったが食事を全部食べ終わった。
１１時は過ぎていたと思う。
これで、昼頃には点滴が外れると思った。
他の患者さんは少しづつ自分の病室に帰っていた。
みんな自分で歩いて帰って行く。
そして僕も点滴と尿管がついたまま歩いて病室に戻った。
１１時は過ぎていたと思う。
これで、昼頃には点滴が外れると思った。
他の患者さんは少しづつ自分の病室に帰っていた。
みんな自分で歩いて帰って行く。
そして僕も点滴と尿管がついたまま歩いて病室に戻った。
病室に戻ったら尿管を外してくれた。
外す前に膀胱内の水分を抜いていた。それは透明だった。
外すときは激痛ではないが、なんか気持ち悪い。
その後、オシッコの色（血がでていないか）見ておいて報告してくれとのことだった。
点滴はまだ残っていたので少し続いた。
オシッコをしてみた。
ちょっと尿管がしみる。そしてちょっとだけ血が混じっているようだった。
膀胱から直接抜いた水は透明だったものの出てくるものに血が混じっているということは
尿管が傷ついているということだろう。
こんな感じではオシッコに行きたくなくなる。
外す前に膀胱内の水分を抜いていた。それは透明だった。
外すときは激痛ではないが、なんか気持ち悪い。
その後、オシッコの色（血がでていないか）見ておいて報告してくれとのことだった。
点滴はまだ残っていたので少し続いた。
オシッコをしてみた。
ちょっと尿管がしみる。そしてちょっとだけ血が混じっているようだった。
膀胱から直接抜いた水は透明だったものの出てくるものに血が混じっているということは
尿管が傷ついているということだろう。
こんな感じではオシッコに行きたくなくなる。
しばらくすると点滴が終わりそうになった。
ナースコールしてもなかなか看護婦さんが来なかった。
そのうち液がなくなりそうになって空気が入ってくるのではないかと思って、
腕の方を上に上げた。
そうしたら血が逆流して点滴の管の方に流れ込んできた。
（看護婦さん早く来てくれ！）
ナースコールしてもなかなか看護婦さんが来なかった。
そのうち液がなくなりそうになって空気が入ってくるのではないかと思って、
腕の方を上に上げた。
そうしたら血が逆流して点滴の管の方に流れ込んできた。
（看護婦さん早く来てくれ！）
看護婦さんが来た。
空気のことを話したら、
「血管の圧力の方が高いので空気が入ることはまずないですよと」
のことだった。
点滴が外れた。
とりあえずほっとした。
食道と喉は腫れていて、患部にはドレーンという管がでているとのことだったが、
それはガーゼの中に隠れていて見えないので、あまり気にならなかった。
空気のことを話したら、
「血管の圧力の方が高いので空気が入ることはまずないですよと」
のことだった。
点滴が外れた。
とりあえずほっとした。
食道と喉は腫れていて、患部にはドレーンという管がでているとのことだったが、
それはガーゼの中に隠れていて見えないので、あまり気にならなかった。
