いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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2007/12/5(水) 手術後1日目 午後

点滴が外れるとすぐに食事がきた。
さっき、やっとこさ食べ終わったところにきたが、点滴や尿管が外れてせいせいしていたので
まあ、のんびり少しずつ食べればいいや、と思った。

ベッドに腰掛けてテレビを見ながらちょっとづつ食事を食べていると、
お袋がやってきた。
ベッドに座って食事しているところを見て、話しも普通にできることを確認して
おおいに安心しているようだった。
どうも、口コミで、手術後に声がでなくなるとか、声がでても2ヶ月後とか聞いていたようなのである。
この病院は甲状腺の手術の症例数がそれなりに多く、専門医が執刀するので
そういう例はないことはないものの、稀だという説明を聞いていたのでそこまで心配することも
ないとは思ったが、親とはそういうものだろう。

このとき、点滴などが外れて、しかもベッドに腰掛けて普通にしゃべっているところを見るのと
ベッドに横になり、点滴を受けているのとでは印象がまるで違うだろう。
確かに自分自身も点滴が外れて、あとは少しづつ治るだけだと思っていたので表情も明るかったのだろう。
それにしてもお袋は面会時間は15:00からだというのに12:30ごろには来て
面会人の記録にも記帳していなかったらしい。
どうも、帰りが遅くなると暗くて寒くなるので早めにきているということだった。

昼食は3時間以内に食べ終えた。

お袋が帰って、しばらくすると今度はカミさんがきた。
ちょうどお袋が持ってきた”ぷっちんプリン”を食べているところに入ってきたので、
「何食べてるの?こんな添加物だらけのもの食べたらまた癌になるよ」
と言って怒っていた。
プリンを食べるなら、添加物の入っていないものを食べろと言われたので食べ残して残りは捨てた。

今回の甲状腺乳頭癌の原因は医学的には不明だそうだが、食品である可能性は低いのでないかと思っていた。
まあ、女性に多い病気なので化粧品や日焼け止めなどが関係している可能性が高いような気もする。
しかし、ストレスによるホルモンバランスや遺伝的体質、睡眠不足などが複合的に関与しているのだろう。

今回の病気の原因が何であれ、今後も消化器系の癌が別途でる可能性を少しでも少なくするのに
食品添加物をできるだけさけるということは大切だろう。
カミさんの言うことに従うことにした。
うれしいことに手作りで添加物のないお菓子とかを作ってくれるそうだ。

カミさんの話しでは、摘出された甲状腺は思ったより大きく、薄いピンク色に白いものが見えていたらしい。
その白い部分が癌だそうだ。
甲状腺は3/4摘出したそうだ。
結局右下の腫瘍も悪性だったようだ。

カミさんが帰った。しばらくテレビをうとうと観ていたが、やはり2日連続の徹夜で疲れているようだ。
それに緊張から解き放たれて安心感があったので凝りも感じなかった。
人間とはよくよく心が体に影響する生き物だと思う。

夕方、外科の先生達の総回診があった。
僕には主治医が5人ついていたのでその人たちのセットと看護婦さんが大勢で周っている。
なんだか「白い巨塔」の”ざいぜん教授の総回診”みたいであった。
一番年上の主治医の先生が
「こちら(の患者さん)は?カルシウムは?」
と助手の先生(といっても一緒に手術してくれた先生)に尋ねると
「こちらは大丈夫です」
というように言っていたので、副甲状腺の機能は大丈夫ということなのだろう。
そして、主治医の先生は
「週末には退院していいです」
と言ったので
「ありがとうございます」
とお礼を言っておいた。

夕食がきた。
まだ食道はふさがったままなのでほんの少しづつしか食べられない。
すると、また義妹がきた。
毎日着てくれるのはうれしいことだ。
カップ入りのゼリーを持ってきてくれたが、昼の添加物の話しもあり、冷蔵庫に保管した。
せっかく持ってきてくれたのに申し訳ない気がした。

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