いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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久しぶりに感動の試合を見た!


昨日のちょうどこの時間、偶然にもBS1にチャンネルを変え、ラグビーワールドカップの日本vs南アフリカ
試合の生中継を見ました。
僕は、日テレで日曜日の昼間に放送があったのでそれを予約録画設定していて
それが生中継だと思っていたのですが、そちらは録画中継でNHK-BS1で夜中に生中継をしていたようです。
運よく、「日本代表」というキーワード録画設定していることで、このBS1の生中継も自動録画されていました。

ちょうど日本が3-0で勝っている状況でした。
相手の南アフリカと言えば、優勝2回で最多優勝国です。
現在、世界ランキング3位で今大会も優勝候補なのです。
対する日本は24年前に1勝しかしたことのない弱小国です。

日本がリードしているというだけでも見てみようという気になりました。
程なくして、トライを奪われ、やはりという感じ。
ここから一方的にやられるんだろうなと思ったら、なんと日本がモールから押し込みトライを奪う。
前半終了して10-12。
可能性を残して、後半へ。

NHKのゲスト解説者の方はスタジオで、この時点で「奇跡的な前半の結果」だと言っていました。
それぐらいこれまでの双方の国のチームの実績に差があったということです。


そして、運命の後半。
南アフリカがトライするたびに「これまでか?」と思いましたが、
なんと?日本は連続得点を許すことなく、食い下がってリードされる度にも追い付きます。
しかし、残り10分を切ってから30cmぐらいでトライされそうになりながら持ちこたえ、
ファウルをしてしまいますが、ここで南アフリカは安全策でトライを狙わず、キックでの3点を選択。
これがポイントだったが、その判断は必ずしも間違いとは言えないだろう。

対する日本は最後の攻撃を仕掛ける。
ここで終わってしまっては、惜しいだけの試合になってしまう。
残り1分35秒でスクラムから押し込んだかに見えたが、ビデオ判定でもボールが確認できず、トライならず。
ここからでもキックで同点にすることもできたが、なんと?日本の選択はトライで逆転を狙うというもの。
監督の指示はキックだったらしいが、フォワードや現場の判断は押し切れるということで
トライを狙いに行くことに。。。

すでに時間は80分を過ぎてプレーが切れて笛が鳴ればノーサイドとなる。
何度も攻め続け右に流れてもトライできなかったところに、今度は左に展開、
サイドは飛ばしのパスを連続して決め、執念の逆転トライ!

この瞬間、思わずこちらも叫んでしまった。
イギリスのブックメーカー南アフリカのオッズは1.00倍。
賭けが成立しないぐらい圧倒的な差があると信じられていたのだ。

あとで、ビデオを見ると、この瞬間、後ろのスタジアムの警備員までもバンザイしている。
スタジアム中のイギリス人もみんな日本を応援してくれたのだ。

それにしても、こんな大番狂わせの試合というのもさるものながら、
こんなに感激するラグビーの試合を生中継で堪能できたのは人生の宝となった。
スポーツの試合というのは結果が分かってみるのでは感動が残らない。
生で見ていたことがいつまでも心に残るのだ。

これまでラグビー観戦歴では第59回高校ラグビーの花園の決勝、
目黒高 16-14国学院久我山
戦だった。
このときの試合はそれまでの練習試合で目黒の49勝1敗だったそうだ。
それなのに全国大会の決勝では久我山が大きくリードしていた。
それをノーサイド直前のトライで目黒が追いつき、その後のゴールも決めて奇跡の逆転を果たしたのだった。

今回は、そのときの試合を上回る感動となった。
試合の規模、両チームの歴史などもあるが、昨日の試合展開がものすごくいい試合だったからだ。
最後の劇的な瞬間だけでなく、試合開始からの展開も見どころ満載でラグビーの魅力が詰まった
すごい試合だったと思う。

Jリーグ以降、サッカー人気が高まり、ワールドカップやオリンピックなどでは
パブリックビューイングなどの光景もニュース映像でドキュメントが放送されたりするが、
日本でもまったく期待されてなかったのはそういう映像もないようだ。

今回、もしそういうのがあったらさぞすごい騒ぎになったと思う。
日本ではなくアイルランドでさえ下の映像のような興奮状態になったんだから・・・



日本ではJリーグ以前はサッカーよりもラグビーの方がむしろ人気があった。
しかし、今回の活躍で人気が少し復活するかもしれない。
スコットランド戦ではスポーツバーにも取材殺到かな?