いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

Yahoo!ブログで書いていた「水平線の先にある夢」の続きをこちらで書いています。2018以前のコメント付き過去記事はFC2ブログにあります。https://w2002moni.blog.fc2.com/

CL決勝「アーセナルvsバルセロナ」

今朝、チャンピオンズリーグ決勝の生放送を観た。

今回は初めて、テレビ画面をダブルウィンドウにして、音声はスカパーの
「速報チャンピオンズリーグ決勝」を聞きながら観た。
この放送、結構好評なようなのでどんなものだろうと思って試したみたのだ。

この「速報CL」はスカパーの豪華解説陣が6人ほどでお茶の間風に、
お酒とおつまみで語り合うというスタイルのものである。
よくあるサッカー仲間と語りながら観るというコアなファンに受けそうな企画なのである。

感想はというと、語りの内容は民放の実況などよりはよほ含蓄ある語らいなので
それはそれで聞いていて面白い。
ただ、どうしてもスタンドの歓声とかが聞こえてこないのと、実況の臨場感が
ないので、そこがちょっと物足りない感じかな。
本当の臨場感を感じるためには現地のスタジアムにいないとわからない思うのだけれど
テレビでも、番組の作り方と実況の巧みさがあれば十分に盛り上がれることが
あるので、その辺のところも楽しめれば申し分ない。

スカパーの本放送の実況は八塚アナだったようなので、録画放送をDVD録画して
確認してみようと思う。

試合内容はやっぱり退場で人数が少なくなるという試合は避けて欲しかった。
この日はロナウジーニョが不調だったが、エトオがいるのが大きかった。
後藤健生さんなどは、バルセロナは全体的にコンディションが悪いようで
アーセナルは動きがいいので、このまま1-0でアーセナルが勝つのではないかと
言っていた。それでも、前半のセットプレーでキャンベルの得点が決まる直前には
今、入れると早すぎて追いつかれるので、後半の遅い時間に得点した方がいいと
言っていた。このときの発言の方が当たってしまったということだ。

この番組に出演するようなレベルの人たちはやはり話す内容もオリジナリティが
あっておもしろい。日本ではベンゲル監督と言えばその能力を疑うようなコメントは
あまり聞くことができない。
でも、今日の放送内でも、逆転ゴールが決まった直後、頭をもたげてがっくりする
ところが映像に写ると
「あれは選手に対して見せるべきじゃない。割とベンゲル多いんですよね。」
時間がなくなってくると
「この時間になると、キャンベルを上げてスクランブルな攻撃をする手もあるんですが、
ベンゲルはポリシーでやらないですよね。理想はわかるけど勝負所をわきまえた
采配をするべきですよね」
という具合である。
たしかに、僕も同意見だ。

これまでベンゲル監督がCLでベスト8より上に来れなかった理由はそれなりにあるのだ。
僕の好きなオットマー・ヒッツフェルトだったらその辺の勝負どころの采配や
相手を考慮した戦い方をするのだろう。
あまり好みではないけど、たぶんヒディンク監督もそうするだろう。

解説陣もさかんに言っていたが、やはりベルカンプを出して欲しかった。
アーセナルに勝って欲しかったけれど、これで、年末のクラブ・W杯は
盛り上がるだろう。