いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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早稲田実業優勝

高校野球早稲田実業が優勝した。

実は早稲田実業高校は近所にある。
歩いても行けない距離ではないほど近い。
それでも、僕は地元出身者ではないため、地元意識は薄いし、その喜びもない。
街の中もたまに、商店街で優勝記念なんとかというのも見たが、よく探さないとない。
東京のような大都会では地方出身者も多いし、そもそも人口が多いために街ぐるみでの応援というのはない。五島のようなところからすると信じられないくらいに人々は無関心である。

高校野球の応援などは、いなかに行けば行くほど一体感があるだろう。
もう、かれこれ30年ぐらい昔になるだろうか?
僕の五島福江の高校が西九州大会(当時は1県1代表ではなく、長崎県佐賀県あわせて1校のみが出場できた)に進出したときのことだ。
西九州大会には、長崎県を勝ち抜いた2校と佐賀県を勝ち抜いた2校のうち1校だけが甲子園に出場できたのだが、このうちの1校として五島の高校が進出したのだ。
今回、初めて離島から甲子園出場を果たした沖縄の高校があったが、当時は離島の高校など甲子園は夢のまた夢の世界であった。
そんなときに、あと2勝で甲子園というところまで行ったのだ。
そして、西九州大会の試合がテレビで放映されていたときのことを思い出す。
小学生だった僕は、一生懸命絶叫しながらテレビで応援していた。
テレビのアナウンサーは「福江の町には道にひとっこ一人見当たりません。みんなテレビをみています!」と言ったので、ちょっと通りで出てみると、いつもは車や人の通りがある大通りでも本当にひとっこ一人どころか、車もまったく通っていなかったのだ。
(ちなみに当時の福江市は3万人以上は人口いたと思います)
試合はシーソーゲームでたしか、7-6とか8-7とかのスコアだったと記憶しているが、激戦であった。最後の打者が一塁に飛ぶようにヘッドスライディングした光景は今でも忘れられない。
本当にいなかでは、いい意味でのそんな一体感がある。

近所の高校が優勝しても無関心な街というのはなんとも味気ないものだ。

PS.その後、我が高校の野球部はしばらくの間、長崎県では強豪校の部類に入り、甲子園まであと1勝まで迫ったこともありましたが、そのときは後に巨人で活躍した香田投手の前に決勝でノーヒットノーランで敗れました。(ちなみに、その2ヶ月前のNHK杯では、香田投手に打ち勝ち、初めて長崎県を制していましたので期待は大きかったのです)
それから、今日まで、まだ甲子園出場は果たせていません。
(残念ながら、離島初は沖縄勢に取られました)
いつか、甲子園出場を果たした日にはぜひ、甲子園で応援したいです。

でも、今の地元だし、早稲田実業高校優勝おめでとう!(かつては敵だと思っていたのにねー)