いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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アルゼンチン大会と「ニュースセンター9時」


1978当時、NHKは人気ニュース番組の発端となった
「ニュースセンター9時」(以降NC9)というのを放送していた。
この番組はキャスターの磯村尚徳さんの語りが賛否両論あった人気番組だった。
(参考URL http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC9%E6%99%82  )

若い世代の方に説明しておくと、その賛否両論とは、
それまでのニュースキャスターというのはただ、ニュースの事実だけを
伝えるだけが常識であったところを、
磯村さんの場合、事件や事故に対しても自分の意見(コメント)を付け加えるところが
当時のニュースキャスターとして斬新だったのだ。
世間の間では「ニュースキャスターは事実だけを伝えればいい」との意見も多かったが
番組としては人気があったのである。

その人気のあったNC9の中のスポーツコーナーでワールドカップアルゼンチン大会の模様が
伝えられていたのだ。
実際には、このNC9の中のスポーツコーナーでは、W杯のサワリだけを伝え、NC9の番組直後の
スポーツアワーという番組の中で、通常15分の番組を45分に拡大して詳しく放送していた。

1978年というと、今から28年も前のことになるので、記憶も薄くなってきているが、
そのNC9を毎日見ていたお陰で、ワールドカップというすばらしい世界を知ることになったし、
それがきっかけでサッカーというスポーツの虜になってしまったのである。

当時のNC9ではさかんにアメリカのジミー・カーター大統領が報道されていた記憶がある。
(参考URL http://www.ffortune.net/social/people/seiyo-today/carter-jimmy.htm
あの東西冷戦当時、ハト派のカーター大統領は平和を叫び、軍縮などの方向性で、
世界はどんどん平和になっていくんだと思っていた。
特に長崎県被爆地なので、広島県沖縄県を除いて、小学校や中学校でも平和教育がさかんだし、
日本人もそういう考え方になるものと思っていた。
(当時は日本国中でそんな平和教育をしていると思っていた。後になって東京などではそんな
授業は一切ないことを知った。知っているのと知らないのでは違うと思うんだけどな)

1979年のイラン大使館の救出作戦でアメリカの特殊部隊のデルタフォースが失敗し、
世界にみじめな姿をさらしたことが、「アメリカの力による政策」を打ち出した共和党レーガン
に敗れることにつながったと言われている。
同じく、ロンドンでのイラン大使館占拠事件のとき、イギリスの特殊部隊SAS(漫画のマスターキートンのあれです)
は一応、強行突破に成功したと言われているので、その影響は大きかったのだろう。
でも、僕はカーター大統領好きでしたね。
2002年にはノーベル平和賞を受賞しました。おめでとうございます!

僕が、アルゼンチン大会を思い出すとき、同時に当時のそんな世相を思い出す。