６月１７日(土)⑪ シュツットガルト→ニュルンベルク - いつも笑顔で！（「水平線の先にある夢」の続きブログ）

　列車がシュツットガルト中央駅を出発した。席は右側に座ったのだが、発車してすぐにスタジアムが見えた。中央駅からは結構離れているようだった。ああ、友人Ｋはあそこまで行ってチケットを発券しなければならないのか？無事引き取りできますようーに！

　街中を出ると、列車は広々とした見晴らしのいい平原をひたすら東へ向かって進んだ。日本の風景とは違って、行けども行けども平らな土地が続く、山と呼べるようなものは見当たらず、せいぜい丘という感じの丘陵地帯を進んでいく。時折、ドイツらしい民家が点在しているだけののどかな風景だ。僕は疲れているのに一人になって緊張しているのか、なかなか寝ることができなかったので、今日１日の行動を手帳にメモしていた。やっぱり、人間忘れてしまうもので、こうしてメモを取っておくことで、後から見ると、そんな風に感じていたんだなー」と思い出すことができる。揺れる列車の中で書き物をするのは骨が折れたが、いろいろなことがあったので、一気に書いてしまった。

　外を見ていると、ときどき、風力発電の巨大なプロペラが見える。エコロジー先進国のドイツだなと関心させられる。そして、ときどき、名前も知らない駅に停車する。こういう旅情は本当にテレビ朝日の「世界の車窓から」を見ているようである。ときどき、ビデオカメラで撮影しながら過ごした。

　あと２０分ぐらいでニュルンベルクに着くという頃になって、携帯にメールが来た。友人Ｋからで、明日の「日本vsクロアチア」戦のチケットの発券が無事できたという内容だった。

「やった！（ありがとう、友人Ｋ）」

　これで明日の試合まで安心して行動できそうだ。

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