日本版ゴールデンプランが遠ざかる…残念なスポーツ予算の削減 - いつも笑顔で！（「水平線の先にある夢」の続きブログ）

民主党が財政悪化でスポーツ予算を削減するらしい。

日本ではスポーツというと何かと同様の先進国と比べ軽視される傾向にある。

ドイツのゴールデンプランというのをご存知だろうか？

以前、西ドイツ時代に政府が国民の健康増進と豊かな生活のために

15か年計画という長期計画で国内にスポーツ施設を充実させた政策のことである。

川淵三郎さんや岡野俊一郎さんが若い頃、西ドイツに遠征したとき、

その施設の素晴らしさと芝生の美しさに感動して、

ここで練習したら強くならないほうがおかしいとまで思ったそうだ。

日本でも日本版ゴールデンプランの実現のために頑張っている政治家がいる。

日本版ゴールデンプランに関してのコラムはここにあります。

このような活動の実現が今回の予算編成で遠のいたように思います。

Ｊリーグが出来たのも、この西ドイツのようなスポーツ施設を川淵さんが作りたかったからだし、

Ｊリーグ百年構想も同じような意図がある。

日本では障害者に対しての配慮が少ない国だ。

川淵さんたちが西ドイツで驚いたのは、そのスポルト・シューレで

車椅子の人たちが楽しそうにスポーツをしていたことだったという。

日本では何かと引きこもりがちになってしまう障害者がはつらつとスポーツしている姿に感動したのだそうだ。

民主党の政策には、草の根レベルのスポーツを充実させるというものがあるそうだが

今回のはそれをも後退させる。

トップレベルの競技スポーツにおいてはさらに厳しい環境に追い込まれるだろう。

ますます、貧しい国になってきているように感じる。

現Ｊリーグチェアマンの鬼武さん、ここは民間ががんばるしかないですね。