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抽選会の仕組みとシード国について…2010年南アフリカW杯組み合わせ抽選会

さて、2010年南アフリカW杯の組み合わせ抽選会も近づいてきましたが、
まず最初にその仕組みを確認しておきましょう。


前回までの抽選会から予測される方法です。


出場32ヶ国を事前にポットと呼ばれる抽選会用の4つのグループに振り分ける。

実際の抽選会では実際のグループであるA~Hまでの8つのグループ順にポットの中の
国名が書かれた紙が中に入ってあるボールをドロワーが取り出す。

それと、シード国の場合はB~H(Aは南アフリカ)までの紙の入ったボールも取り出す。

シード国以外は2~4までのグループ内の対戦順を決めるための数字の紙の入ったボールを取りだす。


そして考慮されることがあります。

1.シード国8ヵ国は1つのポットに入って同じグループで対戦しないように考慮される。
  開催国の南アフリカはA1に入ることが決定している。

2.グループ内に同じ地域の国は同居しないように考慮される。
  ただし、ヨーロッパのみ2ヶ国同グループはOK。


噂もあります。

1.開催国は勝ちあがってもらって大会を盛り上げるために楽なグループに入る。

2.ドイツとブラジルは決勝まで当たらないよう配慮される。

3.開催国と前回優勝国(イタリア)は決勝まで当たらないよう配慮される

4.抽選のときのボールには温度差がありドロワーはどのボールを取るか指示されている。

とまあ、こんなところが有名なところです。


詳細な流れについては今後も考えていきますが、まずはシード国について考えてみます。

抽選会の2日前にシード国(第一ポット)が発表されるらしいです。

ただ、シード国の選定方法は明らかにされておらず、謎の部分です。

FIFAは「開催国と前回優勝国を除くシード国は、過去の実績をもとに決定される」と言っているようです。

前回ドイツ大会は過去2大会の成績と、過去3年のFIFAランキングをポイント化してその合計で決定されたと
説明されていますが、これはあくまで後付け。
どのようにポイント化するかによって少々の操作が可能なのです。

僕の憶測では、FIFA内であらかじめシード国を決めてそれが理にかなうように後付けで理由をつけていると思われます。
そうでなければ、最初からシード国選定基準を発表していればいいわけですから。

シード国決定はあくまでFIFA内の政治力やビジネスの話しがからまって行われているのではないでしょうか?




それではシード国を考えていきましょう。

まず、開催国南アフリカと前回優勝国のイタリアは決定。それと前々回優勝で現FIFAランキング2位ののブラジルが入るのは間違いないでしょう。

次に、前回大会3位、前々回大会準優勝のドイツも当確です。

ここまでは誰が考えても違いはないでしょう。

さてここからが微妙です。

候補としては以下の国になります。

・スペイン…2006年ベスト16、2002年ベスト8、現FIFAランキング1位

イングランド…2006年ベスト8、2002年ベスト8、現FIFAランキング9位

・フランス…2006年準優勝、2002年グループリーグ敗退、現FIFAランキング7位

・アルゼンチン…2006年ベスト8、2002年グループリーグ敗退、現FIFAランキング8位

ポルトガル…2006年ベスト4、2002年ループリーグ敗退、現FIFAランキング5位

・オランダ…2006年ベスト4、2002年ループリーグ敗退、現FIFAランキング3位

他の国にはノーチャンスでしょう。

ここでサッカー雑誌のシード国予想を見てみましょう。

サッカーマガジンでは

南アフリカ、ドイツ、スペイン、イングランド、フランス、イタリア、アルゼンチン、ブラジル

サッカーダイジェストでは

南アフリカ、ドイツ、スペイン、イングランド、オランダ、イタリア、アルゼンチン、ブラジル

サッカーマガジンの予想はドイツ大会時のポイント計算方法と言われる方法を独自の推測からポイント計算して
決めたものです。
過去2大会のW杯の成績と過去3年間のFIFAランキングのポイント計算です。

対するサッカーダイジェストでは、FIFAの選定基準は非公開であるからということで
政治力とかそういうものを推測して、フランスは今回のアンリのハンドによりシード国から落とし、
その代わりに現FIFAランク3位のオランダをシード国入りさせています。

これらの予想はどちらが正しいとは言えません。あくまで予測するしかないわけですから・・・


僕の予測を披露しておきます。

南アフリカ、ドイツ、スペイン、イングランド、フランス、イタリア、アルゼンチン、ブラジル

サッカーマガジンと同じになりましたが、理由は違うので結果は偶然です。
理由としては、南アフリカ、イタリア、ブラジル、ドイツに関しての選出理由は前述の通りです。
あとは、優勝経験国かどうか。

それにイングランド、フランス、アルゼンチンが該当します。
ウルグアイに関しては、優勝から遠ざかり近年の大会でもシードされていないという理由から除外です。

ウルグアイの代わりにスペインを入れたのは、やはりFIFAランク1位という理由です。

EURO優勝は必ずしも関係ないと思いますが、仮に2004年EURO優勝のギリシャが2006年
ドイツW杯に出場できていてもシード国にはならなかったでしょう。

FIFAは大会の盛り上がりとビジネス的にもテレビ放映権料の付加価値が上がるように考えると思います。
そう考えると決勝トーナメントに世界中のサッカーファンが考える強国同士の対戦となるように
考えるのではいでしょうか?

FIFAランクを重視すると、3位のオランダ、5位のポルトガルも可能性はあります。
それにポルトガルは前回ベスト4ですからアルゼンチン、フランス、イングランド
の代わりに入る可能性もあると思います。

しかし、あとはFIFA内での政治力というものが絡んできて、これは難しい予測ですが、
フランスには現UEFA会長のプラティニがいることで、それが配慮されるのではないかと僕は考えます。

アルゼンチンもマラドーナの品行の悪さからシード落ちする可能性があるとは思います。
しかし、やはり優勝経験国というのは優遇されると僕は見ています。

それと、重要なポイントはスポーツビジネス界を牛耳っているアディダスとナイキの意向です。
ナイキのオランダ、ポルトガルなのか?
それともアディダスのスペイン、アルゼンチンなのか?


さてさて、みなさんのシード国予想はどうですか?

次回はその他のポット分けについて考えてみます。