いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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カッコウの卵は誰のもの

まゆみさんの紹介記事で初めての東野圭吾作品を読みました。

図書館に予約して半年以上待ってやっと順番が回ってきました。
やっぱり東野さんの作品は人気あるんですね。


作品の感想ですが、スキー(アルペンとノルディック)が題材であり、
何はともあれNumberなどのスポーツノンフィクションや単行本などを
日常的に読んでいる僕にとっては、もっとも興味深い題材でありました。

・遺伝子の遺伝にいよるパターンで競技がうまくなるか?
・出来ることが楽しむこととは別であることもある。
・親子間での絆。
・モチベーションの在り方。

など、スポーツを取り巻く上でいつも考えさせられるようなことが主題で
それが物語の中心になっていました。

この作品は謎解きの楽しみよりもむしろ小説としてのスポーツに対する考え方、
親子間のきずなとかそういうものの方が大きい作品でした。

僕にとってはいつも気にしていて大好きな題材だっただけに、楽しく読み進められました。
謎解きの部分で若干のひねりはあったものの、そういうものよりもむしろ
人生観とか夫婦のあり方とか親子のあり方とかの方が印象に残りました。

ただ、最初、奥さんが亡くなった理由があいまいになったままになってしまったところが、
気になりましたね。
やはりスキーに夢中で奥さんを放りっぱなしにしたことが影響したのかどうか・・・

この作品はも以前からの東野ファンからはちょっと物足りない作品のようですが、
僕にとってはとても楽しく読めた作品でした。

次は、またもやまゆみさん推奨の今ドラマでやってる「秘密」を図書館に予約しています。
こちらも読んだら感想をアップする予定です。