いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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容疑者Xの献身/著:東野圭吾


これまで東野圭吾作品をいくつか読んできましたけれど、ガリレオシリーズは初めてとなりました。

テレビドラマでのガリレオシリーズは1回ぐらいですかね。
ながら見だったのであまり内容は深く見ていませんでした。

この「容疑者Xの献身」は東野圭吾作品の中のランキングでも上位に挙げている人も多いし、
直木賞受賞作品ということでかなりの期待を持って読み始めました。


読んでみた結果は・・・

ちょっと期待外れでした。

理由の第1は、この作品の大きな魅力だと思われますが、トリックの概要が解き明かされる前に
自分なりに考えて予想できていたことです。
ですから種明かしがされても驚きがなかったことが大きな原因です。

第2の理由は、その大きなトリック意外の部分での登場人物への愛着があまり湧かなかったことです。
美女でも美男でもなく素朴でもない登場人物にはあまり気持ちが入りこむ余地がなかったことです。

第3の理由は、情景描写というか、舞台の場所によるものです。東京の下町にはあまり土地勘もありませんし、トラベルミステリーのようにいろいろな場所に移動することがないので、この作品を読んだあとにここに行ってみたいという気持ちが湧かないことです。

第4の理由は、これは自分の想像なのですが、ガリレオシリーズをこれまで読んだことないので
湯川学達への愛着がなかったことだと思います。


こういう読後感なので、「これが直木賞作品?」と思ってしまいました。

残念ながら、これまで読んだ東野圭吾作品でも僕の中では一番低いランクに位置してしまいました。
まあ人によって好き好きがあるでしょうから感想も人によって違うと思います。

しかし、映画も録画したまま観ていないので出演者の演技によって、また違った感想になるかもしれません。
これまで、原作を読んだ後で観た映画やドラマで原作を上回ったものはないですし、ほとんどがっかりしていますが、今回は逆になる可能性も少し感じますので映画を観たらまた感想をアップしたいと思います。

最後に僕がこれまで読んだ東野圭吾作品のランキングをメモに残しておきます。
(まだ読んだ作品は少ないですが・・・)

7位 容疑者Xの献身
6位 手紙
5位 カッコウの卵は誰のもの
4位 白銀ジャック
3位 放課後
2位 秘密
1位 時生