平野歩夢が金メダルを獲得した!
しかし、2回目の演技でトリプルコーク1440を成功させたにもかかわらず、思ったより得点が出ず2位のまま3回目となったので、かなり不安な状況だった。
しかも平野歩夢は過去2大会で銀メダルに終わっており、運を持っていないシルバーコレクターとして記憶される可能性があった。
2回目以上の演技をできるのか?大技をねらいに行って、転倒するのではないか?
やっぱり金メダルを取れない選手ではないのか?
そんな不安の方が大きかった。
そして運命の3回目の演技。
プレッシャーのかかる最後の演技だったにもかかわらず、トリプルコーク1440を含む最高の演技。
2回目のことがあるから得点が心配ではあったが、2位を大きく引き離す96点で金メダルを決めた!
こういうのは本当に劇的で痛快な金メダルだ!
こういうのを見るためにスポーツ観戦していると言っても過言ではないほど感激の瞬間だった。
これで彼もシルバーコレクターという汚名を返上できる。
しかし、こんな重圧のかかる場面で決めるとはメンタルの強さに脱帽するだけだった。