いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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アルゼンチン大会の大会形式




アルゼンチン大会の大会の参加国は現在のちょうど半分の16ヶ国だった。

前回の西ドイツ大会と同様、1次リーグで4チームが4組に分かれ、

各組上位2チームが2次リーグに進出する方式。

2次リーグのそれぞれの1位が決勝、2位が3位決定戦を争うという形式で行われた。



そして、1次リーグの組み分けは以下の通りであった。

[1次リーグ グループ1]
 1.イタリア
 2.アルゼンチン
 3.フランス
 4.ハンガリー

[1次リーグ グループ2]
 1.ポーランド
 2.西ドイツ
 3.チュニジア
 4.メキシコ

[1次リーグ グループ3]
 1.オーストリア
 2.ブラジル
 3.スペイン
 4.スウェーデン

[1次リーグ グループ4]
 1.ペルー
 2.オランダ
 3.スコットランド
 4.イラン


この組み分けを見て、特徴的なのは開催国のアルゼンチンが

死の組に入れられているということである。

他の大会(特に最近の大会)を見てもわかるように

ワールドカップでは開催国は楽な組に入るのが通例となっている。

組み合わせは一応抽選で決められるのであるが、

この抽選には何らかのトリックが仕掛けられていているという噂は後を立たない。

一番有名な噂は抽選のボールが暖められていたり冷たくしてあるという

温度差によるトリックなのだが真相はわからない。


もし、日本が自国開催のワールドカップでイタリア、アルゼンチン、フランスと

同じ組に入ってしまったとしたらどう感じるだろうか?

この辺の感じ方は人によって違うようだ。

2006年のドイツワールドカップの前にもスカパー!でワールドカップ抽選会を放送したときに

スタジオにいた解説者では、

強い国と同じ組に入りたいという人と弱い国と同居したいという人に分かれた。

強い国と同じ組に入りたいという人の考え方には

「どうせ日本は弱くてグループリーグを突破できないのだから

強い国と戦って経験を積む方がいい」

というような考え方で初めから日本が勝ちあがるとは思っていないのである。

こういう考え方をする人の中には川勝良一さんなどがいた。

こういう考えに対して楽な対戦相手に恵まれた方がいいと考える人は

今の日本でもある程度は勝ち抜けると思っているから、グループリーグは

弱い相手でもとにかく突破して、本当の強豪とは決勝トーナメントで

あたってしびれる試合をして欲しいと考えているのである。

決勝トーナメントであれば1試合の結果なので番狂わせも可能だし、

世界へのアピールもできるし、例え負けてもそれが本当の経験になると考えるのだ。

こういう考え方をする人の中には後藤健生さんなどがいる。


僕がどちらの考えに近いかというと後者の方だろう。

やっぱり単純に少しでも上に行って欲しいし、上に行けば結局は強いチームと

しびれる試合をできるからやっぱりグループリーグは弱い相手に恵まれたい。