いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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ドーハの祝祭

1993年10月、同じドーハの地で韓国戦勝利の後に待っていたのは悲劇ではなく歓喜の祝祭だった。


いろいろな都合もあって昨日の夜、結果を知らずに録画していた決勝の試合を家族で観た。
結果を知らないままにできるかという不安はあったが、なんとかなった。

この試合の日本は香川という決め手を欠いていて、苦しい展開が予想された。

日本とオーストラリアとの試合と言えばあのドイツW杯で1―3と痛い逆転負けをした試合の印象が強烈だ。
しかし、それ以外はいつもロースコアの1点差以内の試合がほとんどでイマジネーションのないオーストラリアの攻撃と強いフィジカルの守備を崩しきれない日本という構図で1―0、0―0、1―1というような印象もある。
過去の対戦成績では日本の5勝に対し、オーストラリアの7勝と言うことだが、Jリーグ以前はあまり参考にならない。

それにしても日本の守備陣はよく守ったと思う。最大のピンチはキューエルのGKとの1対1だったが川島が右足で弾いてくれた。

この試合も得点で大きな声とガッツポーズを思わず出てしまうし、試合終了時もそうだった。
コアなサッカージャーナリストも落ち着いた辛口コラムなどを書いているが試合中は同じようなものだろう。
この日のテレ朝の解説、(松木セルジオ越後)実況は絶叫でただの応援団になっていて面白かったが、NHK―BS1の方も解説(早野、福西)実況もかなり興奮気味だった。

オリンピックなどのスポーツ大会でこういう頂点を目指した鮮烈な試合では最後にがっかりすることが多い日本だけにこういう勝利はかなり喜びが爆発する。

今回の大会は過去の3回の大会以上に厳しい大会でこのスリリングな展開での優勝はかなり楽しめた。
この大会を今回通して観た中学生や高校生ぐらいの若者にはかなり刺激のある大会だったと思う。
2004年の中国大会も苦戦の連続だったがあれ以上の苦戦が初戦から続いたし、退場者による数的不利で勝った試合とか終了直前に追い付かれてのPK戦とか困難を極めた。
メディア的にはかなり喜ばしい展開だろう。
土曜日の夜だったから視聴率も良かったんじゃないかな?
それとアジアカップで渋谷のスクランブル交差点があんなことになるなんて日本リーグ時代を思えば隔世の感がある。

今回の優勝は3回優勝のサウジアラビア、開催国のカタール、宿敵韓国(引き分けだったが負けなかった)、ドイツで苦汁を舐めさせられたオーストラリアを破っての優勝で中東開催ということも考えるとやはり一番価値があるかもしれない。

これで日本は今後4年間にわたりアジアのチャンピオンとして君臨することになる。
そして201う年のコンフェデレーションズカップへの出場を決めた。

ザッケローニの強運はどこまで続くのだろうか0?