いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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やっと、合格!

おととい、4度目の挑戦でやっと某資格試験に合格できました。
最初の受験から2年半もかかってしまいました。

まあ、その間、ずっと勉強していたわけではありませんが、
払った犠牲は少なくなかったと思います。
折しも、別の資格試験の不合格がわかったばかりという
タイミングでもありましたが、その不合格になった資格よりも
かなり難易度の高くずっと取れなかった資格に合格できたのだから
喜びもひとしおでした。
これで、安心して年を越せそうです。

今回の資格は、個人的には特別な意味がありました。
甲状腺乳頭癌の診断を受けた時点までは、別の資格試験を定期的に
受けていましたが、さすがに診断を受けた瞬間から資格試験の
勉強どころではない精神状態になりましたので、
そのとき1ヶ月前まで迫っていた勉強もトーンダウンし、
さすがに申請していた試験だけは受けましたが、
当然のように不合格。
その2ヶ月後ぐらいに手術を受けましたが、精神的ショックは大きく
その頃から資格試験の試験勉強などまったくやる気も起きませんでした。

そして、手術から1年半経過した頃だったでしょうか?
ある研修を受けたこともありますが、精神的なダメージから
の脱却は完全には出来ていませんでしたが、そのままの
まったりした自分の感覚を取り戻すべく、精神的なダメージからの
完全脱却を図るべく、今回の難関資格への挑戦をすることで
自分の今後の生き抜いていくためのモチベーションとすることに
決意したのでした。
それほどの資格か?という向きもあるかもしれませんが、
少なくとも当時の自分にとっては一大決心でした。

しかし、最初は3ヶ月みっちり勉強し、研修での資料等で完璧にしていた
にもかかわらず本番の試験では肩すかしを食らったような
趣向の違う問題ばかりでまったく太刀打ちできず不合格。
その後、市販の教材を購入したりして1ヶ月後に再受験しましたが
またしても同じような傾向の肩すかしで不合格。
みっちり勉強して完璧にしているはずなのに実際の試験では
わからない問題ばかり出るのですから、その時点でどう勉強すれば
合格できるのか?らちがあかない状態になっていました。

それからインターネットなどでさらに対策を考え、
関連の単行本を数冊購入し(高価でしたが・・・)読んだり、
一般的で有効な勉強法も、速読法、カラーマキング法、有効な付箋(ポストイット
の使い方、マインドマップイメージなどありとあらゆる勉強も
取り入れました。
それと問題集だけに頼らない方法も取り入れ、ミニノートに
自作の確認問題を何冊も作成して電車の中で読んだり、
さらに数冊の参考書も購入して2回目の受験から1年半後
(今年の3月ごろになります)
意を決して3回目の受験をしました。
さすがにそれまでよりはわかるようになってはいましたが、
またも肩すかしを食らったような問題ばかりで不合格。
またまた、どういう勉強をすれば合格できるのか?
はたまた迷宮入りでした。
さすがに凹みましたね。

その頃、頭の中にあったのはEURO2004の決勝のときの
早野宏史さんの名言でした。
弱小国ギリシャが決勝まで進出してきたことを称えた言葉でした。

どんなに努力をしていても必ず報われるわけじゃありません。
それをここまで努力を続けてやってこれたことに敬意を払いたいです。
しかし、努力を止めてしまったら可能性はなくなりますからね。

「努力を止めてしまったら可能性はなくなる」
逆に言えば
「努力を続けている限り可能性はある」
ということです。

それと、中村俊輔の「察知力」の中での言葉。
「何をやってもだめなときはあるから、そういうときには
気持ちを切り替えて次の目標を目指していく」
という言葉でした。

どちらも真なりと思います。

それからずっと気になっていましたが、
今から3、4カ月前、そのあきらめかけていた資格関連の
評判の講座を受けられるきっかけがあり
そこで再度4度目の挑戦をすることにしました。
「努力を続けている限り可能性はある」
まさにキャプテン、プレイボールの谷口君の
”あきらめないでがんばる”
ということを続けようと思ったのです。

秋に別の資格試験の勉強をしていたこともあり
それは頭といいウォーミングアップになりました。

期間は短かったですが、1ヶ月半、これまでにも増して
自分としては猛勉強でした。
最初はまたも問題集も1冊買ってやったり、過去の持っていた
問題集も講習の教材と並行してやっていましたが、
講習の教材だけで合格できている人が多数いること。
いろいろな問題集を多くやっていると知識が分散する
だけでなく、あまり役に立たない勉強法だという
過去の教訓もあり、3週間前ぐらいからは講習の教材だけに絞って学習を進めました。

折しも、職場の仕事も忙しく、朝7時前には家を出て、
家に帰りつくのも日付が変わる日も多かった中、
電車の中で睡魔と戦いながら勉強を続けていました。

そして、今回もこれ以上ないと言うほどの状態にしていたので
そこそこ自信はありましたが、実際の試験では
またしても肩すかしのような、以前にも増して難しい問題ばかり、
試験中に集中力を持続できるように800円ぐらいのユンケルを
飲んで受験しましたが、1/4を過ぎる頃には、また不合格か?
という不安もよぎってくるくらいできてない感覚がありました。
しかし、後半になって少しわかるような問題が続き、
手に汗握るような戦いでしたが、なんとか合格!

今回の資格は、タイミングといい講習に出遭えれば
比較的短期間で1発で取得できる人もいれば
どんなに勉強して何度受験しても不合格になるような
理不尽なところがある試験だという感覚はありますが、
不合格になるということは自分に足りないものがあるという
真摯で謙虚な姿勢も持っていないといけません。

このようなことは犠牲も大きいものです。
家族との触れ合いの時間を削ってのこのようなことは
果たしてメリットの方が大きいかどうかは微妙です。
子供が親と遊んでくれるリミットが近づいてきている
このような時期に息子と遊んでやれる時間が制限されて
いたことは、失った時間は戻って来ません。
失ったものの方が大きかったかもしれません。

病気の不安はいまも完全には消えていませんが、
何はともあれ、これで精神的にもさらに復活できました。
何より、これで勉強することもなく気分よく年末年始を
迎えられるのがうれしいです。