またも息子がうれしいことを言っていたようだ。
ようだというのはカミさんから聞いたからだ。
翌日、息子の幼稚園の１歳上の友達が遊びに来るというので、
（息子が通っていた幼稚園は縦割りクラスであり、入園から１年間は年長さんの誰かがお世話係となる。
その友達はウチの息子のお世話係であり、既に１年生なのだが春休みに久しぶりにウチに遊びに来ることになっていた）
カミさんが風邪で寝込んでいたので部屋のかたずけを１日がかりで行っていた。
大変だった。
そして当日、カミさんが、「お父さんがかたずけてくれたから一緒に遊べたのよ」
と言ったところ、
「お父さんはがんばりやだから」
と言ったのだそうだ。
まったくもってうれしい言葉だ！
ウチの息子は早生まれのせいか、他の子ができること
（こま回しやら竹馬のり、自転車のりのようなこと）
がうまくできないらしい、カミさんから教えてくれというから手本を示すのだが
嫌がるのでムリやりはあまり教えないようにして工夫するように心がけている。
幼稚園の運動会で父親のクロスカントリー競争に出て欲しいと息子が言うので
単にでようと思っていたが、知らないところで
「ウチのお父さん早いよ～」
とだれかれかまわず幼稚園で言っていると聞いて、これはぶざまな姿は見せられないと思い、
２ヶ月前から腹筋毎日100回、背筋毎日100回、スクワット毎日100回、ダイエット２ヶ月で10kg、
を行い、あまり行っていなかったサッカーの都リーグにも毎週行くようにしていた。
おかげでコンディションが最高となり運動会では１番となった。
息子が
「うちのお父さん一番だった」
と周りにいた人たちにうれしそうに言っているのを聞いたときには、すごい幸福感につつまれた。
この過程を息子は見ていたので、そのがんばりが息子の脳裏に焼きついているのだろう。
それに運動会直前には、息子が苦手だった弓矢を練習するようになり、当日は息子は
見事に風船に命中したのだった。
このことで息子は練習すること、努力することで道が開けることを悟ったのであろう。
子供は親を見て育つという。
今から考えると、ものすごく価値のある２ヶ月間のがんばりだった。
いつもはダラっとしてることが多い僕だけれどね！
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