いつも笑顔で!(「水平線の先にある夢」の続きブログ)

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勝負を決める大誤審の連続

楽しみにしていた決勝トーナメント1回戦「ドイツvsイングランド
は序盤から攻撃的な内容で期待に違わぬ好勝負の様相を呈していた。

しかし、誤審が試合を台無しにしてしまった。
イングランドが1-2と1点を返し、さらにランパードのシュートは
クロスバーをの下をたたいたものの明らかにゴールの中の地面に落ちた。
ボール2個分ほどゴールラインより中に入っていたから完全なゴールだ。

確かに1966年のイングランド大会決勝では同じようにクロスバー
跳ね返ったボールがゴールライン上に落ち、今見てもライン上でノーゴール
に見えるから、あのとき得したイングランドが今回は損をする側になって
公平なのではないかという見方もあるだろう。

あのゴールが決まっていれば同点なので、後半に無理して攻めることもなく
鋭いカウンターを浴びることもなかったと思う。

あの3点目のカウンターの場面ではゴール前で跳ね返ったボールを
トラップした後のガレス・バリーのミスパスから始まっている。
あの場面ではダイレクトボレーでシュートを打たなければいけない場面だった。
テリーなどのDFも上がっていたからだ。
あそこでボールを取られたことが致命傷だった。

それにしてもドイツは選手のコンディションがよさそうだ。
今大会のドイツはそんなにいいチームとは思わないが、いつものドイツらしさは
感じさせてくれた。



次の「アルゼンチンvsメキシコ」戦でも続いてもう一つの大誤審で勝負が決まってしまった。
テベスの完全なオフサイドをゴールと認めてしまったのだ。

サッカーというスポーツはこのあたりのレベルになると先取点のウェイトが
とてつもなく大きい。
1点取られればリスクをかけて取りにいかざるを得なくなるから、
DFの裏が空き、さらにカウンターからの失点をしやすくなる。
点差がついても実際にはそういうちょっとした先取点からのきっかけで勝負が
決まることが多いのだ。


今回の誤審劇でまたもビデオ判定の議論が蒸し返されることになるだろう。
個人的な意見を言わせてもらうと、やはりビデオ判定は導入したほうがいいと思う。
それは、得点シーン、PK、レッドカード、見えないところでの暴力行為
などに対してである。
日本の相撲の”もの言い”のように怪しいプレーでは第4または第5審判による
ビデオ確認を行って無線で主審に知らせればいいと思う。
こういうことを言うと、必ず、プレーが中断されるというようなことが言われるけれど、

今でも怪しいプレーは副審に確認しに行ったりして中断しているではないか?
今朝のアルゼンチンvsメキシコでも少しの時間副審のそばでプレーが止まっていた。
こういうときビデオで確認した結果を無線で主審に伝えればいいと思う。

僕がなぜ、ビデオ判定を導入した方がいいと思うかと言えば、
それはサッカーという競技では主審の判定が勝負に及ぼす影響が大きすぎると
思うからだ。
主審が作為的にどちらかのチームを勝たせようと思えば、
退場、PKを与えればいいのだ。
実際に、今でも主審はリードされているチームに対して試合を面白く
コントロールするために負けているチームに対して有利になるように
相手チームの選手にレッドカードを出したり、PKを与えたりすることが多い。
逆にわざと見逃すこともあると思う。

僕はこのようなことがあるからワールドカップでは1部の国しか優勝チームが
出てきていないのだと思う。
出来る限り公平にジャッジされればもっと強豪国は負ける機会が多くなると思うのである。
FIFAや主審に試合の結果をコントロールしにくくさせることができると思うからだ。


今回のこの2つの誤審を考えると、結果としてこれまでのワールドカップで成績の良かった

チームが勝って(得して)いることがわかる。
これらが単なる誤審であって、何かの作為でないことを祈りたいものである。