昨日の日本シリーズ第4戦は見応えのある白熱戦だった。
終盤の9回裏、10回裏の絶体絶命のピンチを抑え浅尾、高橋のリレーでしのぐ薄氷の勝利だったが、これが昔からの伝統の勝ち方なのだ。
特に10回裏のノーアウト1塁から完全に打ち取った井口の打球が2塁打になってしまいノーアウト2、3塁。
誰もがロッテのサヨナラ勝ちを予想する場面でサブローを浅いレフトフライで打ち取る。
満塁として浅尾に代わった高橋はカウントノーツーからツースリーとなり、押し出しも頭をよぎったところでのサードラシナー。
このダブルプレーは奇跡とも言えた。
そして11回表、2アウトからルーキーの大島が起死回生の勝ち越し3塁打を打って最後は岩瀬で逃げ切った。
もう、素晴らしい試合で、昔の日本シリーズやドラゴンズのかつての抑えピッチャーを思い出してしまった。
かつてのドラゴンズも鈴木孝政、小松、牛島、郭、与田、等の抑えの速球派投手でハラハラドキドキの試合をものにしていたのだ。
昨日は、あのときと同じようにテレビの前で手を叩いてカッツポーズをしていた。
ドラゴンズファンには応えられない試合だった。
しかし、昨日の試合では5回表のノーアウト満塁で勝ち越してなきゃいけない。
それと、井端の不振は深刻だ。
成瀬や渡辺が出てこないであろう今日の第五戦は是が非でも勝っておかなければならない。